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阿部さん 誕生日: 不明(二次裏登場は2003/3/10という説もある) 主な活動場所: img/dat 概要: 二次裏十傑衆の一人、「直系の阿部」。 十節棍の使い手。 解説: 【元ネタ】 山川純一の漫画「くそみそテクニック」の阿部高和。 自動車修理工でツナギを袖まくりで着ているいい男。ノンケでもかまわず喰っちまう人。やったこともないような特殊なプレイでも思いついたら物怖じせずにどんどんやってみる大胆さを持つ。 【二次裏での動向】 おちんちんランド(未)に登場していたが現在はいないらしい。 虹裏町では公園を通る町民や生徒を守っている。 「やらないか」 カテゴリ: 十傑衆 漫画ネタ 関連項目: なし 関連リンク: ふたば倉庫 (ふたばグループ→十傑衆) 上に戻る memo: 訂正、追加情報等。 名前 コメント 最終更新日:2010年02月25日 (木) 19時04分53秒
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からだのしんからあったまろうね!! 25KB 虐待-普通 制裁 考証 理不尽 自業自得 誤解・妬み 飾り 家族崩壊 夫婦喧嘩 引越し ツガイ 野良ゆ ゲス 現代 虐待人間 独自設定 うんしー 『あみゃあみゃもっちぇきょいくちょじじい!!』の続きです。 ・俺設定多大にあり。 ・展開がおかしいのは仕様です。 ・出てくる人間もおかしいです。 ・天然あきが書いた他作品と繋がりがあります。 天然あき ・ゆっくりを身体の芯からあっためてあげる話。身体なんて無いだろなんてツッコミは無しの方向でお願いします。 男は正直驚いた。 まさか一度でも驚きなのに一日に二度もゆっくりがやって来るとは思わなかった。 最初は登山用の道具を探すのが目的だった。 だが気が付いたらゆっくりの相手をしていた。 相変わらず無意味な集中力がここでも遺憾無く発揮されたようだ。 その為食事を作る時間もなくなり、外食する気も起きなかった男は風呂を沸かし、カップラーメンで済まそうとやかんにたっぷりと水を入れて火をかけて沸騰するのを待ち、その間も登山用具を探す際に取り出したものを戻す作業をしていた。 すると、玄関から騒がしい声が聞こえたのだ。 「ゆっふっふっふ!ここをまりさのおうちにするんだぜ!!」 「ここならゆっきりできないかぜもこないね!!」 「そうだぜ!ここならぞんぶんにあったまれるんだぜ!!」 「そうだね!からだのしんからあったまろうね!!」 男はそれに驚く。 ドアを開けたのがゆっくりであるという事実に。 確かに男の家のドアは男の年齢とあまり変わらないボロさだ。 だがそれでもゆっくりが開けられる程たやすい物でも無かった。 それが開けられたのだ。驚くのも無理はない。 そして男がいるのにも構わずそのゆっくりは家の中に侵入してきた。 そして男は気付いた。 サイズが普通のゆっくりも大きいのに。それこそバランスボールよりも大きい。 れいむとまりさのつがいだが二匹いるだけで玄関がギッチギチだ。 これだけならさぞ中身も詰まって重いのだろう。 二匹がかりなら開いても不思議ではない。 通常のゆっくりの範囲を越えている。 小さい子供なら大怪我を負わせられるレベルだ。 だが男はそんな二匹に笑みを浮かべ、 「こんにちは、何か用?」 と尋ねたのだった。 しかし、 「ゆ?なんでまりささまのおうちににんげんなんかがいるんだぜ?」 男に気付いたまりさは明らかにこちらを見下した態度を取る。 「きっとゆっくりしているれいむたちのどれいになりにきたんだよ!!」 とまずありえない推測を述べるれいむ。 この二匹は人間というものを知らなかった。 せいぜいふらんやれみりゃに毛が生えた程度のものとしか考えていなかった。 ありあまる巨体でふらんやれみりゃをご飯にしていたまりさとれいむからすればれみりゃとふらんは恐るるに足らず。 森で怖いもの知らずだった二匹は森の中だけでは飽きたらず、わざわざ人間の住む町に来て人間を奴隷にしようとした。 その手始めがこの男の家だった。 森に近い訳でもないのにまりさ達はわざわざゆっくり出来そうという理由で男の家を選択した。 それがとんでもない間違いだと気付かず、二匹は男と対峙してしまった。 それは人間達にとっては幸い。 男と二匹にとっては不幸だった。 「それにしてはずがたかいんだぜ!!まりささまがいちどみのほどってものをおしえてやるんだぜ!!!」 そうまりさは叫ぶと男に襲い掛かる。 バランスボールよりも大きく、小型の獣位なら難無く追い払え、れみりゃやふらんをむしろご飯にするようなまりさの体当たりを受ければ流石に成人男性でも危険だ。 子供なら最悪の場合死者が出たかもしれない。 だが、 「ぶぎゅう゛う゛う゛!!?」 男は反射的にそんなまりさに踵落しを叩きこんだ。 「あ…」 男にとっては予想外の事態。 まりさにとっては有り得ない出来事。 しかし潰れたまりさの帽子がそれを真実だと告げている。 「ゆ…ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 おそらく頭頂部への攻撃なんてものは生まれてこの方一度も受けた事なかったのだろう。 ぶざまに泣き叫ぶしか出来ない。 「だいじょうぶまりざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「ご、ごめんわざとじゃないんだ!!?」 男は慌ててまりさ達に謝罪する。 本能的に危険を感じて反応してしまった為、どうしてこんな事になったか男には理解できなかった。 「ゆ、ゆうぅ…いちゃいんだぜ…」 「だいじょうぶまりさ!?まっててね!いまゆっくりできないじじいをせいっさいするからね!!」 そう叫んでれいむは男に体当たりを仕掛ける。 だが、 「うわっと!?」 難無く男はそれを受け止める。 まるで苦にした様子もない。 「ゆ?ゆ?どうしてたおれないのお゛お゛お゛お゛!!?」 今までこの体当たりでどんな相手もイチコロだったのだろう。 自慢の一撃が難無く止められたショックは思いの外大きかったようだ。 まぁゆっくりにしては巨大なバランスボールサイズの体当たりを普通に受ければ大人でも危ないだろうがその自信は間違いではないだろう。 だが、 「危ないよ。俺ならまだいいけど子供にやったら怪我するよ」 男には何の意味もなかったようだ。 子供をあやすような笑みはまりさ達にとって蔑視の態度にしか感じられなかった。 「ゆがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 怒り狂ったれいむは男にまた体当たりをしてくる。 「だから危ないって、落ち着いてね」 そして全く効果がない。 「ゆがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 「もう仕方ないなぁ…」 男は話を聞かないれいむに実力行使する事にした。 と、言ってもチョップしただけだが。 「ゆごぼお゛ぉッ!!?」 まぁ彼の場合それは人にやった場合意識を奪えるレベルのものであるが…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― と、いう訳で落ち着いた辺りでようやく会話が始められた。 「で、何の用なのかな?」 実を言うと結構危険な状態なのだが男はそんな事に気付きもせず話し掛ける。 「ここはまりさたちのおうちにするんだぜ!! じゃまなじじいさっさとでていくんだぜ!!!」 踵落とし一発で撃沈したとは思えないふてぶてしさをまりさは発揮しながら宣言する。 「そうだよ!!れいむたちにせいっさいされたくなかったらさっさとでてってね!!」 返り討ちに遭う確率100%なのに自信満々なれいむ。 「それはちょっと無理だね」 笑顔のまま即答する男。 「悪いけどここを出ていくのは無理だよ…」 曲がりなりに男の両親から任された一軒家。そうそう簡単に捨てられる訳はなかった。 「ゆう゛う゛う゛う゛う゛!!!やっぱりにんげんはばかなんだぜ!!まりささまがじひをみせてやっているのもわからないんだぜ!!!」 「そうだね!こんなじじいさっさとせいっさいしておうちのなかでからだのしんまであったまろうね!!」 さっき両方とも一撃で行動不能に陥っておきながら二匹共男を完全に見下していた。 「ちょ、ちょっと待って!どうしてそんなにこの家が欲しいの?君達は見た感じ大きくて強そうなんだからわざわざ人間から奪わなくってもいいじゃないか」 あくまで穏便に済ませたい男はまりさ達に尋ねる。 「このおうちにはにんげんごときにはもったいないんだぜ!!!だからつよいつよいつよ~~~いまりささまがいただいてやるんだぜ!!!」 「ゆ!ここならあめさんもつめたいかぜさんもこないからみんなでぽ~かぽ~かできるよ!!!」 うん、返答になってねぇ。 だが男はその言葉に笑顔で返す。 「そっか…つまり寒くてゆっくり出来なくなったから人間の家であったまろうとしたんだね」 「そうだぜ!!だからまりささまにここをあけわたすかどれいになるかえらぶんだぜ!!!」 まりさは男の言葉を半分も聞いていないのだろう。 だが男にとってはその会話は大事な意味を持っていた。 「それじゃあこの家を渡す事は出来ないけど暖めてあげるよ」 男はまりさ達にそう告げた。 そうした後の男の行動は早かった。 まりさが反応するよりも早く男はまりさを抱えて運び出した。 「ゆ!?なにずるんだぜ!!?ぎだないででまりざざまにざわるんじゃないぜ!!!」 まりさは暴れる。 バランスボール以上のサイズが暴れればそれはそれで危険なのだが男は苦にもしない。 段々この人、人外の域になってきてる気がするが気のせいだろう。 それはさておき男は笑顔で抵抗するまりさをある場所へ運んだ。 「ここに入ればすぐにあったまれるよー♪」 それは風呂場である。 男は寒くて人間の家に避難して来たのだと判断したのだ。 自宅を明け渡したりは出来ないが数日位なら居てもいいと判断した男は暖まりだがっていると思われるまりさを風呂に入れてあげる事にした。 この家は風呂好きの男の両親が広めにつくっており、成人男性が寝転がれる広さの浴槽と洗い場がある。余程こだわったのだろう。 だから人間とバランスボールサイズ以上のゆっくりが入っても窮屈にはならなかった。 「まりざをはなぜごのぐぞじじいい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 れいむはれいむで男からまりさを助けようと体当たりを繰り返すが効果はない。 「ゆゆ、なんだがもわもわずるんだぜ!!?」 涌いた風呂の湯気に反応するまりさ。 「それじゃ、いくよ」 そしてそんなまりさを浴槽に投げ込む男。 「ゆごぼお゛お゛お゛お゛お゛!!?」 さてここで考えてほしい。 例えば君が寝袋に入ったような状態で自由に出来る行動がジャンプと顔の部分の操作と向きを変える位だとしよう。 そんな状態で風呂に投げ込まれたらどうなるだろうか? 「ごぼ!!?げぼ!?たずべ!!?」 答えはこうである。 まりさは身体が床についている状態で溺れている。 「ゆびい゛い゛い゛い゛い゛あぢゅい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 れいむはれいむでまりさを投げ込んだ際の跳ねた湯を浴びてのたうっていた。 「あれ?」 男は予想外といった反応をする。 流石にまりさがただ事ではないのに気付いたらしい。 「ちょっと熱かったかな?」 男はまりさをすくい上げる。 「ゆぴぃ…げひぃ…」 息も絶え絶えなまりさ。 何か足りない気もするがまりさはそれに気付く余裕もない。 どうして自分がこんな目に遭うのか全く理解出来ない。 「大丈夫かい?」 そんな中空気の読めない男の声がまりさの耳に入る。 「ゆっくり…でぎるわげない…んだぜ…」 まりさは息も絶え絶えになりながら答える。 「そっか…ゴメンね…」 男はまりさの言葉に素直に謝罪すると床に下ろした。 するとピイイイイという音が聞こえてきたのだ。 沸かしていたやかんが沸騰したのだ。 「おわあ!!?やっべ忘れてた!!!」 それを聞いた男は慌ててお湯を止めに走り出す。 まりさとれいむを置き去りにして…。 「ゆふぅ…ゆっぐりできなかったんだぜぇ…」 まりさが男が去った後でようやく落ち着く。 「ゆひぃ…ひどいめにあっだよ…」 れいむもどうやら持ち直したようだ。 「あのじじいはゆっくりしてないんだぜ!!かえってきたらせいっさいしてやるんだぜ!!!」 まりさはさっきやられた事の復讐に燃え上がっていた。 「………………」 だがれいむはまりさをじっと黙って見つめている。 「ゆ?どうしたんだぜれいむ?」 まりさがれいむのそんな様子に気付いて話し掛ける。 「ゆっくりじねええええええ!!!」 するといきなりれいむはまりさに向けて体当たりしてきた。 「ゆぴぃ!!?」 それをまともに受けてしまうまりさ。 「な、なにずるんだぜれいむ!!?」 まりさには訳がわからない事ばかりだった。 男にゆっくりできないお湯の中に落とされたと思えばつがいのれいむにいきなり攻撃されている。 訳がわからなかった…だが、 「ゆっくりできないゆっぐりはれいぶがぜいざいずるよ゛お゛お゛お゛お゛お゛ お゛!!!」 このままではれいむに殺される事だけは確かだった。 「ゆっくり「じねえ゛え゛!!!」ゆぶお゛お゛!!?」 まりさの反撃を想定していなかったのだろうか今度はれいむがまともにまりさの体当たりを受けてしまった。 「ゆぴぃ…いぢゃい゛…」 思わず痛みに弱音を吐いてしまうれいむ。 しかし本来ならそんな事している場合ではなかった。 「ゆっぐりじねえ゛え゛え゛!!!」 「ゆんべるばぁ!!?」 まりさの追撃を受けるれいむ。 どうやらまともにやり合えば勝つのはまりさのようだ。 「じねぇ!!じねぇ!!じねぇ!!」 「ゆぼう゛!?ゆべぶ!?ゆばぼ!?」 どうしてこんな事になったかまりさにはわからないが今れいむを殺さなければまりさが殺されるという事だけは確かなのだ。 このまま行けばれいむは死ぬだろう。 だが、 「ゆ?ゆゆゆ!!?」 まりさはふと視界の端に映ったあるものを発見した。 それは湯舟に浮かぶ自分の帽子だった。 溺れている最中に落としてしまっていたようだ。 ゆっくりは互いを帽子や飾りで認識する。 帽子がないゆっくりはゆっくりできないゆっくりとして殺されてしまう事が多い。 家族ですら帽子や飾りをなくすと襲い掛かる事がある。 れいむがまりさに襲い掛かったのはそれが理由だった。 「まりざのおぼうじい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」 故にまりさにとって帽子は大事な物。何よりも優先しなければならないのだ。 だから自分の帽子が自分から離れてしまったのを発見したまりさは急いでそれを取りに行った。 帽子が浮かぶ浴槽の中に…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ふぅ…焦った焦った…」 火を消して男は一息つく。 するとテーブルの上に置いてある携帯がブーブー振動している。 「ん?誰からだ?」 男は携帯を手に取り誰からの着信か確認する。 「お、灰野からじゃん」 どうやら男の口ぶりから友人のようだ。 「よぅ久し振り。どうした突然電話して来て?」 友人との通話が始まった。それはつまりまりさたちのところへ戻るのに時間が掛かるという事でもあった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆごぼお゛お゛お゛!!?」 再び溺れるまりさ。れいむはボロボロ、男は長電話。誰も助けには来られない。 「ゆび!?だればだずべ!!?」 動揺も味方してまりさはどんどん溺れていく。 「ゆごぼぼぼぼ…」 そして遂に、まりさは湯舟の中に沈んでしまう。 呼吸が出来ずまりさは苦しみ出す。 本来ゆっくりに呼吸はあまり必要ではない。 だがエレベーター等の密室に閉じ込められた際に呼吸が出来なくなる錯覚が起こるようにまりさは苦しみ出す。 『たずげで!!だれがだずげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?』 まりさは必死に助けを求める。 わからなかった。この家に来てからまりさには何もわからなかった…。 どうして弱い筈の人間にまるで太刀打ち出来なかったのか? どうして選ばれたゆっくりである自分がこんな苦しい目に遭わなければならないのか? 何でれいむに殺されそうになったのか? 何でまた苦しい目に遭うのか? 何もかも理解出来ない。 ただこのままでは自分が死ぬという事だけは確実にわかる。 『やだあ゛あ゛!!?じにだぶない゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?』 まりさはもっともっとゆっくりする筈なんだ!! 人間を奴隷にして、世界を征服してずっとずっとゆっくりするんだ!!!とか本気で思っていた。 だがそれは絶対に叶わない。 様々な理由があるが一番の理由はもうすぐ死ぬからだ。 『やじゃ…じにぢゃくに゛ゃ…』 意識が霞んでくる。このままじゃ死ぬ。 それだけはまりさは嫌だった。 だが抵抗する手段はない。 『もっぢょ…ゆっぐり゛…』 まりさの最期の言葉はまりさ自身の夢想と同じように口から泡となって出ていき、泡沫のように消えて行ったのだった…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゴメンゴメン、待たせたね」 男が通話を終わらせ風呂場へ戻っていく。 すると、 「いつも思うけど俺がいない間に何があったの…?」 男は目の前の惨状に茫然とする。 長電話と言っても所詮10分かそこらの時間の会話だったのだがその間にれいむは死にかけ、まりさは湯舟に沈んでいた。 「と!そんな暢気にしてる場合じゃない!!」 男は慌てて湯舟に沈むまりさを掬い出す。 だが時既に遅く…ではないのだがゆっくりはいい加減なのでこの時点で応急処置を施せば助かるかもしれないのだが男にゆっくりに関してそこまでの知識を期待するのはいささか無茶な注文だろう。 だから男はまりさが死んだと判断した。 事実まりさは放置され数分後には死ぬだろうからあまり違いはない。 「ゴメンな…気付くの遅くて…」 男はまりさに謝罪する。 後でしっかり埋葬しようと心に誓う。 そして、 「大丈夫か!!?」 続いてれいむの方に駆け寄った。 「ゆぎ…」 かなりボロボロであったがまだれいむは生きていた。 「えっとこういう場合どうすれば…そうだ!!」 男は慌てて風呂場から出てある本を持って来た。 それはかつて一匹のまりさを飼った時に購入した“豆ゆっくり飼育書”だった。 「これに確かゆっくりの応急処置の仕方があった筈だ…」 男は慌ててページをめくる。 すると、 「なになに…衰弱している場合はオレンジジュースもしくは砂糖水を与えると回復します…これだ!!」 男は急いで台所に向かっていった。 「砂糖砂糖…!!」 男は急いで砂糖水を作ってれいむの所へ戻っていく。 オレンジジュースが手元にないのは既に男は理解していた。 だから砂糖水を使用する事にした。 「ゆぎい゛…いぢゃい゛ぃ…」 呻き声を上げるれいむ。 そんなれいむに対し、 「大丈夫かい?今あまあまあげるから!」 そう告げる男。 「ゆ゛…あみ゛ゃあ゛みゃ…はやぎゅ…よきょちぇ…」 れいむは息も絶え絶えながらもあまあまの言葉に反応して男に催促する。 あまりにも不遜な物言いだが男は一切気にせず、 「それじゃいくよ」 やかんの中にある砂糖水ならぬ砂糖熱湯をれいむの口に注ぎ込んだ。 本来カップラーメンを食べる為にやかんにたっぷりと入った沸騰してそう時間は経過してない湯はれいむには大ダメージだ。 「ゆぎょぼごお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 あまあまをもらえると思っていたれいむが感じたのは猛烈な熱さだった。 「あぢゅい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 そう叫ぶとれいむはいきなり跳びはね出す。 「おお、元気になった」 れいむの反応を見て見当違いの結論を出す男。 「なにずるのごのぐぞじじい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」 そんな男を糾弾するかのように叫ぶれいむ。 「よかったよかった元気になったみたいだね」 だが男にはれいむの怒り狂った様子など気にもせず笑顔で喜ぶ。 それはれいむからはおちょくっているようにしか思えなかった。 怒りで顔を真っ赤にしてれいむは叫ぶ。 「ふざげるな゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ぜいっざいじでやるう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!」 れいむは叫び体当たりしてくる。 熱湯とはいえ砂糖を大量に溶かしたおかげか回復は出来たようだ。 衰弱した者に飲料を与える場合は冷水よりも暖めたものの方がいいと男はテレビで聞いたので熱湯に入れたのだ。 問題は男の予想よりも湯が熱く、れいむの耐性が低かったという点だったろう。 「じね!!じね!!じねええええええ!!!」 「そんなに焦らなくても大丈夫だからね」 男はれいむの体当たりをじゃれつきと勘違いしている。 というかバランスボールサイズの体当たりを苦にもしない辺り化け物じみてる。 「ほら、まだあまあまたくさんあるからね」 そう言って男は片手に持つやかんをれいむに見せる。 「ゆゆ!!?」 れいむはどうやらそれがさっきの熱さの原因だと気付いたようだ。 「い、いらないよ゛!!!べづのあまあまもっできでね!!!」 れいむはそれを拒否しようと叫ぶ。 しかしそれは無意味。 「遠慮しなくていいからね」の男の一言で終わってしまうから。 「大丈夫だよ。あまあま食べればもっと元気になれるよ」 男は笑顔のままやかんの熱湯をれいむに飲ませようとする。 れいむは何としてもそれを阻止ししなければならない。 「ゆっくりしないでれいむはにげるよ!!!」 れいむはそのまま逃げようとし、 「そんなに急いだら危ないよ」 「ゆひいいい!!?」 スタートするよりも早く止められた。 「どうしたんだい?そんなに焦って。ゆっくりはあまあま大好きだよね?」 「ゆ、ゆうううう!!!で、でいぶはいらないからさっさとそれどっかやっでねえええ゛え゛え゛え゛え゛!!?」 れいむは何とか回避しようと足掻く。 「だから遠慮はしなくていいって…」 男はれいむが拒否するのを遠慮としか思っていない。 「や、やばあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?でいぶあづぐでいだいのやばあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」 「ん、もしかして何処か怪我してたのかい?」 「ゆ!?」 れいむの叫びに男は反応する。 痛い、れいむのその言葉に男はもしかしたら口を怪我したせいであまあま(熱湯in砂糖)を拒否しているのではないかと考えたのだ。 これをれいむはチャンスと考えた。 「ゆ!ぞうだよ!!れいぶのおぐぢのなががいだいいだいなんだよ!!!だがらぞれはやべでべづのあまあまにじでね!!!」 痛くて食べられない筈なのに何故かあまあまは要求するれいむ。 「そっか…なら仕方ないね…」 男もれいむの言葉に頷く。 れいむはここで自分の考えがうまくいったと思い込んだ。 だが、 「でも怪我してるみたいだし手当位はしないとね」 男はそう言ってやかんの熱湯をれいむにかけた。 オレンジジュースをゆっくりに掛けると回復すると飼育書に書いてあったので飲めない以上、そうしてやるのが得策だと考えたのだ。 予測していた反応の斜め上を行った男の行動の結果、れいむは熱湯を全身で浴びる羽目になる。 「ゆぽお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 熱湯を浴びて跳ね回るれいむ。 何度かまりさにぶつかってもいるがれいむ気付いていない。 「う~ん…」 男は跳ね回るれいむを見ながら不満げに呟く。 「やっぱりこれじゃ勿体ないな…」 男はこぼれ落ちた熱湯に対して少し勿体ない感を抱いていた。 「でも口は駄目みたいだし…」 何とかして全部味わってもらいたい男は飼育書に目を通してみる。 するとある事が書いてあった。 “もしもゆっくりが口から栄養を摂取出来ず、急を要する場合はあにゃるやまむまむ、もしくは死なない程度に皮を破いて直接栄養を補給させて下さい。”と書かれていた。 そこには“これは場合によってはゆっくりの身体に傷を付ける行為であり、一歩間違えば死んでしまう可能性があるのであくまで最後の手段として行ってください。衰弱し、抵抗も出来なくなった状態でない限りは行わないで下さい。”とも書かれているのだが男はどうやらその瞬間を今だと判断したようだ。 「そうだ!あれを使おう!」 男はあれを使えばもっと効率的にれいむに砂糖水、熱湯バージョンを吸収出来ると判断し、台所へ取りに向かっていった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆう゛ぅ…あぢゅがっだよぅ…」 れいむはようやく落ち着きを取り戻したようだ。 風呂場に置いてあったシャンプー等が散乱していた。 「ゆう゛ぅ…まりざどごぉ…?」 れいむは自分のつがいを必死に探す。 すぐ近くで死んでいるのにも気付かない。 まりさがいないのと男にやられた攻撃によって鬱憤がどんどんれいむに蓄積されていく。 「ゆゆう!!じゃまだよ!!!」 目障りなゆっくりできないゆっくりの死体に体当たりして鬱憤を晴らす。 「このままじゃすまさないよ…」 怒りに燃えるれいむ。 喉元過ぎれば熱さ忘れる。 れいむには恐怖よりも男に対する復讐心の方が強かったようだ。 そんな時、 「よし、これで大丈夫だ!!」 男が再びやかんを片手に現れた。 もう片方の手には漏斗が握られていた。 「ゆゆう!!こんどこそれいぶがぜいっざいじであげるよ゛お゛お゛お゛お゛!!!」 先手必勝とばかりにれいむが体当たりする。 学習能力のない奴だ。 そんなれいむを男は両手が塞がっているにもかかわらず難無く受け止める。 「ゆゆ!?どうぢでえ゛ぇ!!?」 れいむは自分の渾身の体当たりが意味を為さなかった事に驚きを隠せない。 そんなれいむに対し男は笑顔のまま、 「ちょっとゴメンね」 漏斗をれいむの頭に突き刺した。 「ぶごお゛ぉ!!?」 漏斗の先がれいむの頭に減り込んでいく。 「ぐごぉ…ぴぎゅい゛!!?」 今まで受けた事もない痛みに白目を向いて口から泡を出すれいむ。 「これでいっかな。それじゃいくよ」 男はれいむの体内に漏斗を通じて熱湯を注ぎ込んでいく。 それはれいむにとって筆舌にしがたい激痛だった。 苦しみを与える熱が内側に染み渡っていく。 「ごぼえええええええ!!? しぎゅ!!あぢゅぐぢぇじびゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」 しかしただ破壊されるだけならよかった。 問題はその熱湯には糖分が多く含まれていた。 それがれいむの体を熱さで破壊しながらもれいむを若干ながら回復させていたのだ。 それによって起こる結果は苦痛の延長。 ただ回復させられ、その分苦しむ時間が増えただけだ。 リットル単位の量の熱湯が注ぎ込まれる。 「ひょぎい゛い゛!!?ふぎい゛い゛!!?」 苦しみのたうち回ろうとするが男に空いた腕と足でがっちりと固定されて悲鳴しか上げられない。 その結果男にとっての体内に栄養を叩き込む条件として書かれてあった「衰弱して抵抗も出来ない状態」に該当したと思い、どんどん注ぎ込んでいく。 男にとってはれいむの死に物狂いの足掻きも抵抗の内にすら入らないのだ。 「ほぎょお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 熱湯がれいむを蹂躙していく。 口から泡を吐きまくり、白目を向いてビクンビクン小刻みに痙攣し、しーしーをとめどなく流し続ける。 だがその様子は男の視点からは見えず、何の意味もない。 「ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛…」 そして遂にれいむのゆん生も終了までカウントダウンに入ったようだ。 『ど…うじ…べ…』 れいむはまともにはたらかなくなった思考で最後の疑問を問う。 こんな事になるなんてれいむは夢にも思わなかった。 生まれてからずっと恵まれた体躯でまりさ以外に負けた事もなかった(この家で 飾りのないまりさにやられた事は忘れている)。 挫折を経験しなかったから自分達はずっとずっと王として上り詰めていく事と疑 いもなかった。 それが、このザマだ。 『や…やじゃ…じにだぶ…な…』 れいむは死ぬ。ゴミのように死ぬ。今まで殺してきたゆっくりのように…。 とても幸せそうでゆっくりしていたぱちゅりーとちぇんの一家を殺した。 親を弄んですっきり殺した後子ゆっくり達を食べた。 子まりさを家族として育てて撒き餌の役割として獲物であるゆっくりをおびき寄せて狩りをしていたふらんの一家も殺した。 親を殺せば助けてやると子供のふらん達に告げて殺させた後「おやをころしたゲスはしね!!」と言って殺した。 撒き餌の役割をしていた子まりさは帽子を破り捨て、ふらんの羽根を突き刺した後森の中に放り捨てた。 全部楽しんで殺した。 何故なら自分達は強いから。絶対にこんな目には遭わないから平気で残虐な真似が出来た。 あんな奴等とは違う。自分達はこんな死に方はしない。 何故なら強いから。 そう思い込んでいたれいむは自分がこんな風に死ぬなんてあっていい訳がないと信じていた。 だが事実はここで死ぬ。 弄ばれて死ぬ。今までれいむが殺してきたゆっくりと同じように…。 『やじゃ…あんなの…みだいに…じにたぐない……』 れいむは認めない。 ゴミのように殺してきた奴等と同じようにゴミのように死ぬなど…。 だが意識が遠のいていく。それが死ぬ事だとれいむは気付く。 『やじゃあ゛…やじゃやじゃやじゃやじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?』 駄々っ子のように死を否定するれいむ。 無意味でしかない行動。 どう足掻いてもれいむはゴミのように死んでいく。 『…や…じゃ……』 最期の最後の時、れいむの意識が闇に永遠に落ちる瞬間、自身がゴミと何等変わらなく死ぬ事実の絶望はどれ程のものなのかわからない。 だが、それはきっとれいむの分不相応に肥大したプライドが招いた自業自得なものであるのは確かだった。 そうしてれいむは絶望というゆっくり出来ない感情を存分に感じて息絶えたのだった…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「俺は何を間違えた?」 男は一時間かけてまりさとれいむを庭に埋葬した後考える。 花壇以外の場所をわざわざ掘って埋めた。 体積が大きい分埋めた場所がこんもりとしている。 その後男は考える。 どうして自分はあの二匹を殺してしまったのか? 一体何を間違えたのか? 前者の答えはゆっくりの扱い方への不理解と常人とは違う思考の仕方が原因であり、後者の答えに至っては“何もかも”なのだが、男がそれに気付く事はない。 「取りあえず…風呂涌かしなおすてから考えるか…」 まりさが溺れた事により湯の量が減った為にいっその事もう一回涌かす事にしな がら男は自宅に戻っていく。 こうして、れいむとまりさは何も残す事なく、男の庭の一部をこんもりさせて消えていったのだった…。 END あとがき 今回はゆっくりを暖めて上げる心温まるお話でした。 展開や何やらがおかしいのはもう気にしないで下さい。お願いします。 今回の作品は「あみゃあみゃもっちぇきょいくちょじじい!!」の続きで、時系列的には「ゆっくりをハサミで切るだけの話」や「必然の死」よりも以前の話です。時間的には天然お兄さん初登場の「きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!!」は秋位で、そこから年末にかけての一、二ヶ月間となっています。 だから「あまあまおいてさっさとでていってね!!」の話で地中に埋められたぱちゅりーが「必然の死」で掘り返すまでは実質一、二週間程度しか経過してません。 それはさておきそれでは、今回このSSを読んで頂き誠にありがとうございました。 過去に作ったSS(今回のみ時系列順) ふたば系ゆっくりいじめ 521 元銀バッジまりさの末路 上 ふたば系ゆっくりいじめ 803 雨の日はゆっくり遊ぼう ふたば系ゆっくりいじめ 447 おきゃあしゃんのおうちゃはゆっきゅちできりゅね! ふたば系ゆっくりいじめ 311 きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!! ふたば系ゆっくりいじめ 397 大好きだよ ふたば系ゆっくりいじめ 543 元銀バッジまりさの末路 中 ふたば系ゆっくりいじめ 347 れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!! ふたば系ゆっくりいじめ 630 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 上 ふたば系ゆっくりいじめ 631 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 下 ふたば系ゆっくりいじめ 750 あまあまおいてさっさとでてってね!! ふたば系ゆっくりいじめ 677 元銀バッジまりさの末路 下 ふたば系ゆっくりいじめ 919 元銀バッジまりさの末路 終の1 ふたば系ゆっくりいじめ 920 元銀バッジまりさの末路 終の2 ふたば系ゆっくりいじめ 669 おうちのなかでかわれなくてごめんね!! ふたば系ゆっくりいじめ 1084 あみゃあみゃもっちぇきょいくちょじじい!! 今回ふたば系ゆっくりいじめ 1263 からだのしんからあったまろうね!! ふたば系ゆっくりいじめ 1164 ゆっくりをハサミで切るだけの話 ふたば系ゆっくりいじめ 1196 必然の死 天然お兄さんとかと関係ないSS ふたば系ゆっくりいじめ 293 おかざりがないとゆっくりできないよ! ふたば系ゆっくりいじめ 949 切断マジック(?) ふたば系ゆっくりいじめ 977 ゆっくり祭『どんど焼き』 ふたば系ゆっくりいじめ 1012 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その1 ふたば系ゆっくりいじめ 1033 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その2 ふたば系ゆっくりいじめ 1056 犬小屋と殺虫剤 天然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る この男、生かしておいたら絶対何かやらかすから精神病院にぶちこんどいたほうがいいよね。 -- 2018-01-13 12 05 06 なぜか知らんがこれを読んでる間、「男=ぷよぷよのレムレス(好青年・洋菓子職人・魔法使いの実力者)」が頭にこびりついて離れなかった俺がいる なぜだろう、ゲームのやり過ぎかな? -- 2015-01-22 07 48 50 天然お兄さんが予想不可能な行動 をしてとても面白いです これは つづきがよめなくてごめんねー!!! と言うべきです -- 2012-12-09 19 05 55 「何もかも」間違っていてワロタw -- 2012-04-28 21 52 58 天は二物を与えなかったか… -- 2012-02-13 00 53 16 脳筋お兄さんwww -- 2011-11-03 16 52 12 お兄さんの脳みそは筋肉でできていた… -- 2011-02-27 23 12 44 お兄さんの頭が残念なのは今に始まったことじゃないだろww -- 2010-12-17 08 44 58 って言うか言葉で拒否してる上にあからさまに嫌って態度してるのに本気でわからないとはこのお兄さん頭が残念なんじゃね -- 2010-12-07 03 07 26 駄目だこのお兄さん・・・もう手遅れだwww -- 2010-11-30 07 29 31 お前の熱湯では私は死なん!! -- 2010-09-29 16 14 31 なんというハイスペックお兄さんw -- 2010-07-24 01 28 30 帽子が脱げたからじゃね?面白かった -- 2010-07-11 17 36 56 なんでれいむはまりさを殺そうとしたの? -- 2010-06-21 03 50 02 すばらしい。 -- 2010-06-17 09 56 08
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お兄さんは静かに暮らしたい 18KB 虐待 制裁 自業自得 野良ゆ 赤子・子供 ゲス 現代 独自設定 基本に帰る ・いつも通り、独自設定有りですよ~っと では、ゆっくりしていってね!!! 「ここはまりささまたちのおうちだぜ! ばかなにんげんはでていくんだぜ!!」 「ついでにあまあまおいていってね!! そしたられいむたちにんげんのどれいなんかいらないから じじいははやくでていってね!!」 「でていきぇ~じじい~!!」 「ゆっきゅちちないであまあましゃんよこちぇ!!」 「ばきゃなにんげんはゆっきゅちちないでちね!!」 今日もいつも通りの時間に、いつも通りの道を帰ってきた。 だと言うのに、目の前には汚い饅頭が七つ、口汚く喚いている。 家の中はカーテンが千切れ、床は泥だらけ。ソファもぐしゃぐしゃになっている。 ふと見ると、窓が開いていた。今朝、洗濯物を取り込んでから鍵をかけ忘れたのか。 「きいてるのぜ!おいじじい!!さっさとあまあまよこせ!!」 「ゆぷぷ。まりさ、あんまりすごんじゃかわいそうだよ!! このにんげんきっとまりさやれいむがこわくてなにもいえないんだよ!!」 「そうなのかぜ?……ならもっとこわがらせてやるんだぜ!!ぷくー!!!」 「おお、こわいこわい!そろそろしーしもらしちゃうよ!まりさかっこいい!!」 「おちょーしゃんきゃっきょいー!!」 「きちゃにゃいきゃらしーしもらしゅんじゃにゃいんだじぇ、じじい!!」 やれやれ、ほんの少しの油断でこうなるのか。 世知辛い世の中になったもんだ。俺はただ・・・ お兄さんは静かに暮らしたい 相も変わらず騒ぎ立てる饅頭達。 話すからといって饅頭に『達』をつけるのはどうなんだ、 とも以前思ったが、取り立てて重要でもないのですぐに忘れた。 どうでも良いことだ。どうせやることは変わらないのだから。 「ばーきゃばーきゃ!」 「ぼさっとしてるんじゃないぜ、じじい!!」 「…ああ、済まない。すぐ潰すから」 男の言葉に一瞬固まるゆっくりたち。 が、すぐにいつもの調子を取り戻す。 「はぁぁ!?なにいってるのぉ?れいむたちをにんげんごときがたおせるわけないよ!!」 「やれやれ。これだからみのほどをしらないばかはいやなんだぜ!」 「なまいきいうばきゃはころちてやるんだじぇ!!」 「おちょーしゃん!はやくこにょ『パン!!』ぱきゅん!!」 「ちゅぶしぇるもん・・・にゃら・・・れーみゅ?」 あっけなく一匹、男の足に潰された。 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆわぁぁん!!おねぇしゃーん!!」 「でいぶのおぢびぢゃんがぁぁぁ!!」 「ゆわぁぁぁ。まりちゃちゅぶちゃれちゃくにゃいぃぃ!!」 「たしゅけちぇにぇ!きゃわいいれーみゅ「黙ってくれ」だりゅ!!」 また一匹、潰された拍子に舌を噛み千切って死んだ。れいむ種だ。 「少し黙ってくれないか。この時間はいつも静かに過ごしているものでね。 できるだけ生活リズムを狂わせたくないんだ」 この人間は何かおかしい。 今まで見てきた人間なら、ゆっくりせず簡単に怒っていたのに。 だからこそ、あんなゆっくりしてない人間には負けないと思っていたのに。 この人間はまるで違う。これではどちらがゆっくりしてるのか、わかった物ではない。 「ゆ、ゆっきゅちだまりゅ「黙れ」よん!!」 大きな声で宣言した赤まりさが潰された。 「おぢび「・・・」ゆ、ゆん・・・」 次に騒げばやられるのは自分かもしれない。 ようやく事態を理解した一家は、叫びたいのを我慢して次々と口をつぐんだ。 「ああ、それでいい。どうせ潰すにしても、のんびりとやりたいからな」 また出てきた不穏当な言葉に、一家は先ほどとは違い明らかな危機感を持った。 怒り狂ったゆっくりしていない人間ならば、 いくら家族を潰されても自分達の優位を信じて突っかかれたのだが、この人間の反応は予想外だ。 何故この人間はこんなにも落ち着いてゆっくりしているのに、おちびちゃんを潰したのだろうか。 やはりおうちを奪ったのがいけなかったのか。どうすれば許してもらえるのか。 男の落ち着きぶりに気圧された親ゆっくりは早くも命乞いの算段を付けようとしていた。 「に、にんげんさん!ごめんなさい!おうちをうばおうとしたのがわるかったんだよね!?」 「いや、お前達はそういう物だと思ってるから、さほど気にはしていない」 「じゃ、じゃあにんげんさんをばかにしたのがわるかったんだぜ? それならあやまるんだぜ!ごめんなさいだぜ!!」 「馬鹿に馬鹿と言われて腹を立てる馬鹿は居やしないさ。 思いもしていない、安い謝罪は結構だ」 「ゆっ!!?」 「じゃあまりちゃたちはにゃんでころちゃれたにょ?」 「聞いてなかったのか? うるさかったからだ。精神衛生上良くなかったものでな」 「しょ、しょんなりゆうなにょ!?」 「お前達にとってはそんな理由でも、こちらにとっては重要なんだ。 別に理解はしてもらわなくてもかまわんがね」 たったそれだけで、ゆっくりした赤ちゃんは殺されたのか? だとしたら、到底許せるものではない。 「でいぶのがわいいおぢびぢゃんをごろじだげずはじねぇ!!」 「おとなしくしてやっていれば、ぜったいにゆるさないんだぜ!!」 「ちねー!ちねー!!」 「やっちゃえ、おかーしゃん!!」 次々と再び騒ぎ出すゆっくり一家。 それを見て、男はため息をついた。 「・・・お前達は、どういったときに幸福を感じる?」 「なにいってるの!?おいしいごはんさんたべてるときだよ!!」 「ゆっくりしてるときがゆっくりできるんだぜ!!」 「おかーしゃんちょしゅーりしゅーりちたいよ!!」 「ゆっきゅりちたゆっきゅりぷれいしゅがほちいよ!!」 「やわらかいおふとんしゃんでしゅーやしゅーやしちゃい!!」 それを聞いた男はクスリと笑う。 「なにがおかしいんだぜ!!」 「いや、失敬。見事にバラバラだと思ってね」 「あたりまえでしょ!?みんな同じなわけないじゃない!」 「その通りだ。それと同じで、俺はただゆっくりと静かに暮らしたいだけなんだよ。 つまり、今騒いでいるお前達に『ゆっくり』を邪魔された事になるな」 「そ、そんな!!」 他者のゆっくりを邪魔した。 それでは、まるで自分達がゲスみたいじゃないか。 自分達はただ、元からゆっくりしていなかった人間から色々奪い取ろうとしただけなのに。 「なに、気にするな。どう申し分けなく思おうが、所詮はお前達の自己満足だ。 俺がすることは変わらない。俺の平穏を乱すものは、排除する」 今度こそゆっくり一家は心底、危機感と恐怖で震え上がった。 ―――――――――― 元々奪う事が悪いだとか、そういった倫理観はゆっくりには無い。 全てはゆっくりしているか、そうでないかというだけ。 ゆっくりしていない者はゆっくりしている者に搾取されて当たり前。 ゆっくりにとって、それだけが重要であり、唯一遵守されるべき常識。 そしてゆっくりしているもののゆっくりを妨げることは、ゲスとして制裁されるべき事なのだ。 今の状況はそんな常識に従ってきた一家にとって、マズイものだった。 元々人間はゆっくりしていない存在だと思っていた。 常にご飯を採るための狩りをするわけでもないのに慌ただしく動き回り、 少し馬鹿にしてやれば簡単に怒ってゆっくりの欠片もなくなる生き物。そんな認識だった。 そんなゆっくりしてない存在に、自分たちが負けるはずがない。 今まで人間に殺された奴らは本当にゆっくりしていなかっただけ。自分達なら大丈夫。 この一家だけでなく、全ての野良ゆっくりがそう考えている事だろう。 そしてそんな筋の通らない理屈でも、この一家にとっては唯一の、且つ絶対的な価値観だった。 ならば、今の状況は明らかに自分達に分が悪い。 他者のゆっくりを邪魔した上に、そのせいでおちびちゃんを殺されてゆっくりできていない自分達。 対して散々馬鹿にされたにも拘らず、落ち着いた物腰でゆっくりしながらこちらを殺そうとしている人間。 元よりこちらに非がある上にこれでは、制裁されても文句が言えない。 今考えるべき事は、如何にして自分だけでも助かるか、だ。 どれだけ惨めに見えてもいい。助かりさえすればまたゆっくりできる。 人間は惨めに命乞いをすれば、命だけは助けてくれる場合がある。 ならば他のみんなを犠牲にしてもいいから、賭けてみようじゃないか。 家族全員が一匹残らず、そう思った。 一家が思い思いに頭を捻らせている。 その内痺れを切らしたように男が立ち上がるのを見て、 母れいむがとりあえずはと、ヤケクソ気味に声をかけた。 「…にんげんさん?にんげんさんのゆっくりをじゃましてごめんなさい! ちゃんとあやまるからゆるしてね!」 男は顔色を変えない。 「何故?許す必要がない」 「なんでって……れいむかわいいから、ゆるしてね!!」 「可愛ければ全て許されるのか? 生憎と俺はそういう頭の悪い考えを持った馬鹿は嫌いでね。 まあお前は、全く可愛くもなんとも無いが」 「で、でいぶはかわい……じゃ、じゃあおうたをうたうよ!それならゆっくりできるよね!! ゆ~ゆゆ~ん♪ゆゆゆ~のゆ~♪ゆっくりのひ~、すっぎゅりゅ!!?」 必死になって雑音を出す母れいむの口に、男は無理矢理手を突っ込んだ。 殴るように突っ込んだせいで、砂糖細工の歯がいくつもへし折れる。 「騒がしい。黙ってろといったはずだぞ。」 「ゆぎぇあぁぁぁぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 そのままれいむのこの世のものとは思えない叫びと共に、男は手を引っこ抜いた。 男の手に握られているのは、ビチビチと蠢く醜悪な赤い塊。 れいむの舌だ。 「ひぇ、ひぇひむほひははぁ!!!」 歯を根こそぎやられ、舌を引き抜かれた母れいむはもはや叫びにもならない声を上げながら転がっている。 興味をなくした男は、凄惨な光景を目の前にしてしーしーを漏らしている一家に向き直った。 「もうすぐ風呂を沸かさなくてはいけない時間なんだ。 できるだけ喚かず、速やかに潰されてくれ」 なんでもない事のように言い放つ。 顔色を変えたのはゆっくりたちだ。 まだ命乞いの言葉が思いつかず唸っている赤ゆを尻目に、今度は父まりさが男の前に踊り出た。 「にんげんさん。まりさたちもゆっくりしたかったんだぜ! わるいとはおもうけどしかたなかったんだぜ!!ごめーんね!!」 パチンと、できるだけ可愛く見えるようにウインクをするまりさ。 これでどうだとでも言いたげな、自信に満ちた顔をしている。 そんな父まりさに、男は溜息をつきながら聞き返した。 「で、だからどうして欲しいんだ?」 かかった!まりさは好機とばかりに畳み掛けようとする。 「まりさたちを…いや、まりささまだけでいいからみのがしてほしいんだぜ!!」 「ゆっ!?」 「おとーしゃん、なにいっちぇるにょ!!?」 「にんげんさんのゆっくりをじゃましたつみは、あのちびたちがつぐなうんだぜ!! あのきもちわるい、したなしれいむもあげるからまりささまだけはみのがしてほしいんだぜ!!」 「こにょうらぎりもにょぉぉ!」「こどみょをゆっくちしゃしぇにゃい、くじゅおやはちにぇ!!」 当然ながら、赤ゆ達からは非難ごうごうだ。 「うるさいぜ!!やくたたずのちびはおやのためにぎせいになるのがとうぜんなんだぜ!! ゆっくりしてないちびはにんげんさんにさっさとつぶされるんだぜ!!」 自分だけが違うとばかりに我が子を見下しケラケラ哂う父まりさ。 が、そんなに甘い話があるはずもなく――― 「断るに決まっているだろう」 「ど、どぉじでぇぇぇ!!?」 「そんな物を差し出されたところで、見逃すはずがない。 元より全て潰すつもりなんだ。そんな取引に意味があるのか?」 「じゃ、じゃあどうすればゆるしてもらえるんだぜ!?」 「そんな事を考える必要は無いんだよ。 お前達に、過ぎた時間を戻すことができるか? この部屋を片付ける手間を省いてくれるのか? できないなら、せめて自分でさっさと死んでくれ。それすらできないなら黙ってろ」 「ゆっ…ゆっぐり…じだいぃ……だずげでぐだざいぃぃ……」 まりさには言うべき言葉が見つからない。 懇願すら効かないとわかっていても、惨めに助けを請い続けることしかできなかった。 勿論、男はそんなもの聞こうともしないのだが。 それを見て喜んだのは、残された赤ゆたちだ。 「ばーきゃばーきゃ!!」 「れーみゅたちをうらぎるきゃらしょんにゃこちょになるんだよ!!」 舌をベロベロ出しながら親を罵っている。 「おいにんげん!はやくあにょくしょおやをちゅぶしちぇにぇ!!」 「しょしたらきゃわいいまりちゃたちにあみゃあみゃちょーらいにぇ!!たくしゃんでいいよ!!」 男はあまあまの代わりに、蠅叩きをくれてやった。 「びゅぶ!!」 「れ、れーみゅ!!にゃにしゅるにょぉ!?」 「喚くんじゃない。もう帰ってから一息つく時間は終わりなんだ。 ただでさえいつもとは違うというのに、これ以上予定を崩すことはしたくない。さっさと死んでくれ」 が、叩かれた赤れいむは餡子を吐いただけで、まだ生きているみたいだ。 どうやら生命力の強さを見誤ったらしい。 「ゆ…っきゅちしゃしぇちぇ…よぉ…」 「ゆんやぁぁぁ!!ひどいこちょちにゃいでよぉ!!」 「俺にとってはお前達がうるさく喚くことの方がよっぽど酷いことだよ」 「れーみゅちゃち…あかちゃんにゃんだよ……?」 「しょうだよ!!きゃわいしょうだとおみょわにゃいにょ!?」 必死な赤ゆたちの情に訴える作戦だ。が、 「思わんさ。赤ん坊であれ、邪魔には違いないだろう?」 男は全く動じない。 「「ゆ゛っ!!?」」 「まだ赤ん坊だから可哀相。相手は無力なゆっくりだから可哀相。 そう言ってもらえるとでも思ったのか? ・・・反吐が出るな。俺の静かな日々を乱すものは全て消えろ」 そして、どこまでも無慈悲だった。 「ゆんやぁぁぁ!!まりちゃだけでもたしゅけちぇぇぇぇ!!」 「だれきゃ…きゃわいいれーみゅを、ゆっくち……」 「だずげでくだざい…ばでぃざゆっぐりじだがっただげなのに、どぼじでこんな……」 「はひふへほぉ~っ!はひふへほぉぉ~~~っ!!!」 これ以上話すことも無い。 男は黙って、蠅叩きを振り下ろした。 「ごみぇんにゃしゃ、ぴゅぎぃ!!」 まず一匹。元気だった赤まりさが潰された。 帽子ごと潰れて、残った尻の部分がプリプリ痙攣している。 しかしそれすらも目触りとばかりに、すぐ潰された。 「ま、まり…ちゃ…」 死にかけの赤れいむは、双子のような存在であったまりさが潰されたショックで息絶えようとしていた。 が、残された時間すら惜しいとばかりに男はれいむに蠅叩きを振り下ろす。 「ぴゅ!?…れ、れーみゅのうちゅくちいきゃくしぇんびしゃん…くっちゅ…かにゃい… びゅ!!も、もみあげしゃん…れーみゅもうぴきょぴきょできにゃい… ぴゅ!!?…れーみゅのまっかにゃおりぼんしゃんがぁ…もうゆっくちできにゃいぃ… もうやじゃおうちかえりちゃいよ………も、もっちょ!もっちょゆっきゅりちたかっちぇん!!」 半分潰れていたせいで、床に傷を付けないよう手加減したのだが思わず時間が掛かった。 苦しんだ赤れいむは、せめて精一杯の声で断末魔をあげようとしたが、それすら叶わずに潰れた。 「あがぢゃぁぁぁん!!!」 父まりさが叫んだ。先程いとも簡単に見捨てたというのに、どういうつもりだろうか。 「に、にんげんさん!まりささまはあかちゃんがしんじゃったんだぜ!? かわいそうなんだぜ!?だからみのがしてほしいんだぜぇ!!?」 そういうことか。子供を失った自分に酔って、悲劇のヒロインぶり、 ついでに見逃してもらおうという浅ましい考え。 当然ここまで来て、そんなものが通じるわけもない。 「世の中お前よりも理不尽な理由で、お前よりも悲惨な目に遭っている者がいくらでもいるさ。 それに可哀相かどうかでなく、俺の生活に許可無く土足で上がりこんだ事が問題なんだ」 「あ、あ…ゆわぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 「片付けるのも面倒だし、時間も無いな。適当に痛めつけてやるから、外で勝手に野垂れ死ね」 「おそと、でれるの…?……ゆぎゃぁぁぁ!!ばでぃざのつぶらな゛おべべがぁぁぁ!!」 父まりさが少し希望を持った瞬間に、両目を潰された。 「な゛なにぼみえな゛いぜ!!だずげでほじいんだぜ!!だれでぼいいがら…… ゆぎぃっ!?ばでぃざのあんよになにじだの!? あ゛っ、やべで!ぷすぷずじないでっ!あ゛っ!いだい!!あ゛っ!あ゛っ!あ゛がぁぁぁ!!」 男は何も言わずに、手際良く続ける。 「ゆひぃ~、ゆひぃ~…ぼ、ぼうゆるじでぇ……うごげないよぉ… あ゛ぁ!?もしかして、ばでぃざのおぼーじざんが!!? かえじでね!がえじでね!!あれがないどゆっぐりでぎないんでずぅ!! おでがいじばずがら…びゅげぇ!!ま、まりひゃのほっへがぁ… これひゃもう、ふくーもへきないひょぉ…れいひゅもかっこいいっへいっへくれはのひぃ…」 更に命と同じくらいに大事な帽子を取り上げられ、右頬を千切られた。 抉られた部分から口内が見えていて少量の餡子が漏れ出している。すぐには死なないだろうが、もう治るまい。 そんな父まりさを軍手をつけた手で持ち上げて、窓際で振りかぶる。 身体のそこらじゅうから漏れ出た餡子が、ビチャリと床に落ちた。 「それじゃ、これが罰でいいさ」 「ひゃ、ひゃめへね!まりひゃこんなのひゃひんひゃうよ!! はやまりまひゅから、しゅへないべぇ!! …あぎゅ!びゅぎゃ!!ゆ゛ぎゅん!!」 命乞いが終わる前に、奴らが入ってきた窓から思いっきり投げ捨てた。 餡子が減って軽くなった糞袋は地面を跳ね、転がって、数十メートル先の電柱にぶつかったようだ。 ろくに動けず、目も見えない状態では、到底ここには戻って来れまい。 まだ割と大きな声で助けを請うてはいるが、ズタボロの野良を助ける奇特な者がいるとも思えない。 むしろ耳障りだと言われて誰かに潰されるのが目に見えている。 とりあえずここまでやれば、死んだと見ていいだろう。 残るは、舌が抜けた母れいむだけだ。 「はひふへほ~!はひふへほぉ~!!」 先ほどから同じ事ばかりを言っている。舌を抜かれたショックで狂ったのだろうか。 「まあいいさ。どちらにせよ奴と同じ目に遭って余所で死んでもらうだけだ」 「ひゅっ!?ひょんらぁ!!?」」 ああ、やはり狂ったフリをしていたか。クズの考えそうな事だ。 あわよくばこのまま何もせず放り出してもらえるとでも思ったのだろうか。 「何を考えているのかは知らないが、お前だけ無事に済ませるということはありえない。 まりさとは違う方向に投げ飛ばしてやるから、独りで適当に死んでくれ」 「ひゃがぁぁぁぁ~~~~~~!!!」 「ゆっくりを邪魔するゲスは、ゆっくりせずに惨めに死ね」 結局母れいむは父まりさと同じ目にあってから投げ出されて比較的近くの電柱にぶつかったが、 電柱にぶつかった時点で、潰れてピクリとも動かなくなってしまった。舌を抜いた分消耗していたのだろう。 ―――――――――― 思ったよりも時間が掛かってしまった。 まだこれから部屋を片付けなければならないと思うと、暗鬱とした気分になる。 「三十分のズレか…まあ自業自得といったところだな」 元々自分の無用心が原因な上に、随分とあいつらの相手をしすぎた。 黙ってさっさと潰さなかったこちらが悪いのだから仕方ない。 とりあえず今日はこの部屋を片付け、少し急いで他の予定をこなして帳尻を合わせる。 そして明日からはまた元の生活に戻る。それで元通りだ。何も変わらない。 これからも目覚ましが鳴る五分前に起き、早めの電車に乗り、 淡々と仕事をこなし、定時に帰って家でのんびりと過ごす。 時々残業を。そして週に一度くらいは同僚や友人の誘いにも乗るだろう。 それがストレスの溜まらない、平穏な毎日。俺が一番求める素晴らしき人生。 ゆっくりが嫌いなわけじゃない。 ただ、俺の望む時間を壊すあの野良どもが気に食わないだけだ。 いくら罵倒されようとも、生意気な態度をとられようとも、腹など立たない。 そんな事よりも予定に割り込まれることの方がよっぽど許せないからだ。 わざわざ潰したのは見逃してまた来られるのが万が一でも嫌だったから、念のためである。 むしろ、あの野良饅頭たちには哀れみさえ覚える。 分不相応なものを高望みし、自分に合った身の振り方すらわからず喧嘩を売って殺される。 どれだけ口に出して全身全霊、命を懸けてもゆっくりすることすらできないのだから。 俺が望むことは、毎日を平穏に暮らす事だけだ。 特別裕福でなくても良い。輝きたいわけでもない。自分の身の丈に合った人生で良い。 ただし、それを侵す者は誰であろうとも冷静に排除する。 ゆっくりがなんだどうだと小難しく考えなくとも、それだけで俺には十分なのだから。 どんな形であれ、自分が満足できる人生を送るのは難しいものだ。 そんな教訓めいた事を考えながら、掃除に掛かろうと俺は腕をまくった。 とりあえず豊かな暮らしへの第一歩は、戸締りを徹底する事であるのは確実だろう。 「ひゃひゅけひぇくだひゃい!!まひぃさゆっくひしたひだけにゃんでひゅ!だれかぁ…………」 外では助けを請う饅頭の声が未だに響いていて、やがて何かがぶつかる音と共に途切れた――― ・あとがき やっぱりゲスがゆっくりできないのは良いね、と思う今日この頃。 それが見たいがためだけに書きました。れいむとまりさは(虐待に)使いやすいなぁ。 では、機会があればまたいつか!! 小五ロリあき ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 412 僕と『あの子』とゴミ饅頭と ふたば系ゆっくりいじめ 446 俺とゲスと自業自得な餡子脳 ふたば系ゆっくりいじめ 460 弱虫まりさとほんとの勇気 ふたば系ゆっくりいじめ 484 ドスと理想と長の資格 前 ふたば系ゆっくりいじめ 494 ドスと理想と長の資格 後 ふたば系ゆっくりいじめ 514 僕とさくやとおぜうさま ふたば系ゆっくりいじめ 548 てんことれいむとフィーバーナイト 前編 ふたば系ゆっくりいじめ 559 てんことれいむとフィーバーナイト 後編 ふたば系ゆっくりいじめ 583 ゆっくりしたけりゃ余所へ行け ふたば系ゆっくりいじめ 599 はじめてのくじょ~少女奮闘中~ 小五ロリあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓何なの?バカなの?死ぬの? -- 2016-08-28 19 15 02 れいむ「こっちをみろくそにんげん!」 承太郎「!」 吉良「シア・饅頭・アタックに」 れいむ「ゆっ?がぁぁああああ!!」 ドオオオオン 吉良「『弱点』はない...」 ゴゴゴゴゴゴ 承太郎「やれやれ、驚いて損したぜ...」 康一「弱点ってより、爆発力低すぎwwさすが糞饅頭w」 吉良「ナニィィィィ!?」 花京院「チャンチャン♪」 -- 2015-07-17 16 18 28 吉良「私と、同じ人生を、過ごしたいのか。」 DIO「お前の、望む人生て、何だ?」 吉良「植物のような平穏な人生が、私の望みだ!!」 -- 2014-11-12 21 13 23 この人自分の爪を保存してそう・・・ -- 2014-08-01 19 00 27 つーか元ネタ的に某吉良さんだよね -- 2013-04-05 18 22 41 出来たら右手で爆破してほしかった -- 2011-07-04 23 54 26 いいよー -- 2010-11-03 23 35 52 このお兄さんが手首フェチな誰かさんに思えた…ww ゆっくりのルールではこれが正義なのか…こてんぱんにできてすっきりー! -- 2010-10-19 21 53 36 こんな風な人が俺の先輩にもいるwww -- 2010-10-16 22 31 31 珍しいロジックのゲス一家じゃないの -- 2010-10-13 04 59 11 お兄さんはきっと植物のような平穏な人生を望んでいるんだな -- 2010-09-14 00 14 15 赤ゆが大嫌いなので無情なまでな虐殺ぶりにとてもすっきりした。 -- 2010-08-10 23 34 20 このお兄さんの思考回路… どこかの爆殺系シリアルキラーみたいだな しかし、ゲスの論理からすれば自分のゆっくり>他人のゆっくりだろうから、 お兄さんがゆっくり出来ないといっても聞き入れないだろうに -- 2010-08-02 11 42 59 人間のルールじゃなくゆっくりのルールで殺すのがいいね -- 2010-07-23 21 34 05 ゲスゆっくりは大好きだ。ブチ殺しても罪悪感を感じないもんなぁ。 善良ゆっくりは殺すと後味がわるいから、無視or愛で。 -- 2010-07-09 05 26 01 人間がゆっくりを言い負かすのはすっきりするね -- 2010-04-12 20 21 56
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「ふたば系ゆっくりいじめ 676 お汁粉職人の朝は早い/コメントログ」 面白かった -- 2010-06-11 22 21 25 他の職人さんの話も是非! -- 2010-06-29 17 18 08 これは面白い!カビにそんな効果があったのか -- 2010-10-25 15 15 43 面白い作品だった! ちょっと断面図見たくなったww -- 2018-01-11 22 33 36
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「ふたば系ゆっくりいじめ 226 ゆっくり・洋服2/コメントログ」 これは いい ちんぴらげすだね! ゆっくりいそいでつづきをかいてね!! -- 2011-06-05 12 22 52 おにいさんの慇懃無礼が冴えてるね! ところで「おようふく」ってどうやって着てるんだろう、想像つかない -- 2011-06-14 06 36 38 おようふくはどうやってきてるん?ゆまむらwwゆニクロwwww -- 2011-11-13 02 44 30 ↓3 雑魚は、うんうんでも食ってろ! -- 2014-08-11 01 36 56 足りない。 これなら小学校の苛めの方が虐めっぽい。 -- 2018-02-27 15 50 26
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鉄鍋 12KB 「ついに新人ゆっくり料理選手権も決勝戦となりました!そして決勝戦まで残ったのはこの二人ぃ!」 司会のサングラス男が高らかに声を上げる。 満員のドーム、観客が歓声を上げる中、会場に二人の男女が入場した。 女の料理人には励ましの声と拍手。 男の料理人には罵声とブーイング。 「さて、決勝のテーマは、選手の二人にはすでに、この試合の一週間前に告知してありますが…… ここで会場の皆様方にも発表しておきましょう、それはこちら!」 司会が指し示したドームのモニターにお題が大きく表示された。 「甘くないゆっくり料理」 「このゆっくり料理選手権では、数々のゆっくり料理を選手の皆さんに作っていただきました! しかーし!我々はもう甘いゆっくり料理は食べ飽きたのです! そこで、決勝戦では今までのゆっくり料理界を覆す、全く甘くない料理を作っていただきたいのです!」 会場はざわついた。 何故なら、ゆっくり料理は甘いのが当たり前、そうでしょ?と言われたらうっとりとした顔でコクコク頷いてしまう程、 ゆっくり料理が甘いのは常識となっているからだ。 そして、ゆっくりを甘くない状態で調理するのは非常に難しい。 ゆっくりはほんの少しでもゆっくり出来ないと思うと、すぐ甘くなってしまう。 肌をちょっと切った、転んだ、走った、疲れた、飾りを落とした…… たったそれだけの事で、中身が独特の強い甘さへと変化してしまう。それほど繊細な食材なのである。 「この試合はもらった」 女は決勝戦が始まる前に、既に自分の勝利を確信していた。 一週間前 二人は料理を試作する為に、食用ゆっくり牧場へと向かった。 牧場を仕切る柵を越えると、すぐにたくさんのゆっくりに囲まれた。 「おねえさんはゆっくりできるひと?」 「ええ、ゆっくりできるわよ。お姉さんと一緒に遊ぶ?」 「ゆわーい、おねえさん、れいむといっしょにあそぼうよ!」 「れいむ!ずるいのぜ!まりさともあそぶんだぜ!」 「はいはい、慌てない慌てない、みんなまとめて一緒に遊んであげるから」 女はニコニコしながらゆっくり達に接する。しかし 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!ごのおじざんゆっぐりでぎないぃぃぃぃぃ!!!」 「ぐるな!ぐるんじゃあないのぜ!!!」 男の方にはゆっくりは一匹も寄り付かなかった。 それどころか、視界に入った瞬間に極度の恐怖で叫びだした。 中には吐餡して絶命したものまで居る。 男は天性のゆっくりできないオーラに纏われていた。 「だから、あいつはこの試合で調理する事すら出来ない」 女はそう確信した。 「それでは決勝戦開始ぃ!」 大きく銅鑼の音が響いた。 二人の料理人は同時に動き出した。 会場には、れいむまりさありすぱちゅりーといった基本四種から、 ふらんれみりゃといった捕食種、ゆゆこゆうかきめぇ丸といったレア種、 胴つき胴なし、生きているもの死んでいるもの、成ゆ子ゆ赤ゆ、 ありとあらゆる食用ゆっくりが並べられていた。 女はその中から、生後間もない赤れいむが10匹程放し飼いになっている透明な箱に目を付けた。 「ゆ?おねえさんゆっくりできるひと?」 「ええ、とってもゆっくり出来るわよ。ちょっとお姉さんと一緒にあまあま食べない?」 そう言って、コックコートのポケットからキャラメルを取り出す。 「ゆゆ?きゃらめるだよ!おいしいあまあまだよ!」 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー」 キャラメルで完全に手なずけておく。 この時、多くあげすぎてはいけない。 キャラメルの甘みで食材が甘くなってしまうからである。 「実は、お姉さんのお家にもっとたくさんのあまあまがあるから、一緒に行かない?」 当然、反対するれいむは居ない。 女は箱ごとれいむ達を持ち上げ、会場に設置されていたコンテナに移動した。 男は百何匹ものゆっくりが放し飼いになっている、キャスター付きの巨大な透明な箱に目を付けた。 箱の底には、地面と草が植えられていて、中央には池もあり、自然に近い状態となっている。 そして、遠くから勢いを付けて、巨大な暗幕をその箱に向けて投げた。 「ゆ?きゅうにまっくらになったよ?」 「もうよるなんだねー、わかるよー」 「ゆぴー、ゆぴー」 ゆっくり達は夜が来たと勘違いして、眠ってしまった。 彼女達のいびきを確認すると、男はそれを押して、女とは別のコンテナに運んだ。 「おおっと、二人ともコンテナに篭ってしまいましたねー。それでは、コンテナ内の様子をモニターで覗いてみましょう!」 ドームの巨大モニターに、二人の様子が映し出された。 「ゆわーい!あまあまがいっぱいあるよ!!!」 女がコンテナ内の電気を付けると、そこには大量のお菓子が置いてあるのが見えた。 両親やお姉さんの話でしか聞いた事のないあまあま。 その圧倒的な量に、彼女達はただただ圧倒されるばかりだった。 女は机の上にれいむ達が入った箱を置くと、右手にスティック状のチョコレートを持ち、 「ほーられいむ達、あまあまですよー」 と、彼女達の頭上で振った。 「ゆー!れいむにあまあまちょうだいね!」 「あまあまさん!れいむにたべられてね!」 十匹のれいむは目を輝かせながら、チョコレートを食べようと跳んだ。 女はその中から、他のれいむ達の死角に居る一匹に狙いを定めた。 「あまあまさんはれいむが……」 狙われたれいむは、女の左手に隠し持っていた竹串によって中枢餡を刺され、叫び声をあげる暇すら与えられず即死した。 同じ方法で、全ての赤れいむに気づかれることなく、十匹全部一撃で仕留めた。 そのデスマスクは、死んでなおチョコレートを追いかけているかのように、晴れ晴れとしていた。 男は巨大な箱をコンテナに運び入れると、再び外に出て、調理場の横に置いてあったガスボンベを転がし、 コンテナへ運び込んでいった。 そのボンベには、「炭酸ガス」と書かれていた。 「おや?男選手の方のモニターはまだ真っ暗ですねー。それなら、カメラマンにコンテナまで見に行って貰いましょう」 司会は近くに居たカメラマンを呼び、男のコンテナ内に入るように指示した。 その時、男が入っているコンテナの電気が付いた。 「おや、男選手の部屋が見られるようになりましたね。さてさて、どんな状況になっているのでしょうか?」 モニターの右半分に中の様子が斜め上から映されている。 男はガスマスクを付けていた。そして、両腕で成体れいむを抱えていた。 「何やっているんだ?あいつは」 「おい!部屋の隅を見てみろよ!」 コンテナの角、そこに炭酸ガスのボンベが置いてあり、そこからシューシューとガスが漏れ出していた。 「まさかあいつ!あれを使って強制的に眠らせているのか!」 遠くから暗幕を投げ、ゆっくり達に夜であると錯覚させ、眠らせる。 その後、炭酸ガスを部屋内に充満させ、酸欠状態にして気絶させる。 これが男がとった作戦。これならばゆっくり出来ないオーラをいくら出していても関係がない。 「やられた!」会場の全ての人間はそう思った。 この方法ならば、老若男女関係なくゆっくりした餡子を作り出せるではないか! それがたとえ最低最悪、極悪非道な料理人の男であってもだ。 しかし、この考えはすぐに覆される事になる。 何故か男は、抱えたれいむを殺さずに、突っ立ったまま動こうとしない。 やがて、ガスの効果が切れ、彼女はぷるぷると震えて目を覚ました。 次の瞬間、 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 男の両腕の中で、れいむは絶叫した。 その顔には、これ以上無い恐怖の表情。 彼は怯えて震えている成体れいむをがっしりと両手で掴み、アッチョンブリケの様に体を押し潰し始めた。 「ゆっぐえぇぇぇぇぇぇぇ!やべろぉ!ぢがづぐなぁぁぁぁぁ!!!エレエレエレ……」 れいむは吐餡を男の両手に搾り取られ、あっけなく絶命した。 その後も、 「やめるのぜぇぇぇぇぇぇぇ!!!」「ぢぃぃぃぃぃぃんぼ!!!」「わがらないよぉぉぉぉぉぉ!!!」 と、悲鳴のオンパレードが鳴り響く。 どれもとてもゆっくりしていない表情を浮かべ、箱の中を逃げ回る。 ついでに、食材棚に居たゆっくり達もその声を聞き、パニックに陥っていた。さぞかし甘くなっているだろう。 「キキキ!逃げろ!逃げ回れ!ゆっくり出来ない表情をしろ!」 男は囃し立てながら、巨大な箱の周りをぐるぐると回った。 「ついにやらかした!」会場の全ての人間はそう思った。 そして、あいつの負ける姿がやっと見られる。そうも思った。 女は既に材料の仕込みを終えていたので、影響は無い。 「これは勝てる!」 女は心の中で、改めて勝利を確信した。 「やべろぉぉぉぉぉ!ごっぢぐるなぁぁぁぁ!!!」「あっぢいげぇぇぇぇぇ!!!」 男がぐるりと回ると、何百匹ものゆっくりは大群で箱の反対側へ移動する。 男がゆっくりに近づくと、また元の位置へ戻る。 それをひたすら繰り返す。すると、 「もっど……ゆっぐり……」「わがらない……よ」「たんしょー……ほーけー……」 精神力の低いゆっくりから順に、餡子を全て吐き出し、絶命していった。 ただ回っているだけで、地獄の虐待フルコースを味わいきった様な、絶望の表情を浮かべて、彼女達は死んでいった。 銅鑼の音が会場に響き渡った。 「調理終了ー!手を止めてくださーい!」 時間ピッタリ、二人はこの瞬間に料理を終えた。 「それでは完成した料理を、審査員に試食して貰いましょう!まずは女選手から!」 女は自信満々に10人の審査員の前に料理を出した。 皿に乗せられているのは、分厚いゆっくりの皮に餡子が山盛りに盛られているというシンプルなもの。 「それでは試食してください、私の料理『盤古黒雲彩(ゆっくりの皮餡子乗せ)』!」 「これはうまそうやなぁ!」 小太りで和服を着た審査員が叫んだ。 審査員達は待ちきれないといった状態で、一気に口に頬張る。 「こ……これは……」「辛い!辛いぞこれ!」 驚きの声を上げた。 「そんな、辛いゆっくり料理なんて、食べた事も聞いた事も無い!」 「そして、この食感!餡子はもっちりとしているのに、皮はモナカの様にサクサクしている!」 「辛い餡子は、餡子にラー油と唐辛子と(ryを練り込んで作りました。 そして皮は、世界最大級の東のドスまりさ、さらに珍しい老衰死した固体の皮を使用しました」 「なるほど、老衰か!だからこんなに水分が少なくてサクサクなんだな!」 女の料理は、彼女の自信の大きさに違わず、反応は上々の様だ。 「では、続いて男選手の料理をどうぞ!」 一斉にブーイングが会場中で起こった。 「あいつの料理なんてもう食べる必要ねぇだろ!」「あんなに悲鳴があがってたら絶対ゲロ甘なのぜ!」 しかし、そんな声に構うことなく、男は黙々と料理を審査員の前に並べた。 「カカカ、審査員はどんな料理も審査してもらう必要がある!審査する気が無い奴は出て行け!」 そう言われたら、意地でも審査しなければならない。 審査員達は意を決して、その料理に手を付ける事にするが…… 「な、何なんだこの料理は!」 そう言うのも無理はない。皿に盛られているのは、ゆっくりが丸々一体そのまま。 しかも、どの皿のゆっくりも、想像を絶する程の恐怖、絶望、生への渇望、それらが入り混じった壮絶なデスマスクを作っていた。 「おい、君!私達はこんなどう見ても甘いゆっくり料理を、どうしても食べなければいけないのかね!?」 審査員代表の老人が声を荒げた。 「ああ、どうしてもだ。さっきも言ったはずだ!お前達はここに、料理を審査しに来ているんだ! 料理の審査をしない奴は今すぐこの会場から出て行け!」 「ふん!お前の悪口は、これを食ったらいくらでも言ってやる!」 小太りが覚悟を決め、一口食べてみた。 「そんな……こ、これは……」 その瞬間、彼は言葉を詰まらせた。 「一体どうしたんですか?どんな味なんです!?」 他の審査員が、身を乗り出して問いかける。 しかし、彼はジェスチャーで「お前達も食べてみろ」と返すだけ。 しかたなく、他の審査員達も次々と口に含んでいく。 「あれ……何これ?」「そんな……これ、全く甘くない!」 強烈なデスマスクの中に隠された、甘くない餡子の深い味わい。 甘さを徹底的に排除した事により、小豆本来の味、食感を楽しむ事が出来る。 口に入れただけですっと解けていく餡子。その中から現れ、弾力を主張してくる中枢餡。 皮はゆっくりできない死に方をしたゆっくり独特の、もちもちとした食感をしている。 ゆっくりしているのに、ゆっくりしていない。 「そう、このゆっくりしている餡子とゆっくりしていない皮の融合料理、 それがこの『極楽餡地獄包(ゆっくり餡丸ごとデスマスク包み)』だ!」 「できるわけがない!」 女が叫んだ。 「カカカ、どうした?女。その言葉はあと三回言っていいぞ」 「お前のコンテナからは確かに何百匹ものゆっくり達の悲鳴が聞こえた!それなのに、何で甘くない餡子が出来ているんだ!」 女からは明らかな焦りの色が伺える。 「誰が全部虐めたと言った?お前は知らないだろうが、悲鳴があがる前、きっちりと審査員分の餡子は回収しておいたんだよ。 きっちり回収した後は楽だ。何しろ、俺はそこら辺をぐるぐる回っているだけで、勝手に奴らは餡子吐き出して死んでくれるからな。 餡子を吐き出したゆっくりに穴をあけ、皮にこびり付いた少量の餡子と、中枢餡を取り出し、 あらかじめ回収しておいた、ゆっくりしている餡子をそこから詰め込むだけだ。そして穴を塞いで完成!」 審査員達は、育ちきったゆっくりの濃厚な餡子に酔いしれていた。 初めは文句を言っていたはずの小太りも、今では良く分からない歓声を上げながら、一心不乱に食べている。 「さあ、二人の料理の試食が終わりました。 女選手は、ドスの皮に赤れいむの餡子と各種スパイスを混ぜた特製餡を乗せた『盤古黒雲彩』! 一方男選手は、ゆっくり出来ない皮にゆっくり出来る餡子を入れた『極楽餡地獄包』! 決勝戦は、各審査員が2人の料理を10点満点で採点する100点満点方式となっております! それでは、2人の料理の採点をお願いします!」 会場のモニターに、得点板が表示された。 テケテケテケテケ……間抜けな音と共に、そこのデジタル表示が明滅する。 「さあ、注目の得点はー!?男選手98点!女選手87点!」 「そんな!」 女は落胆の声を上げ、その場で崩れ落ちた。 そこに近づく男。両手を広げ、その大きな口を更に大きく開けている。 「カッカッカ!分かったか!料理は勝負だ!お前は俺の料理に負けた!それは何故だか分かるか? 確かにお前の選択は良かった。赤ゆは好奇心が旺盛で、警戒心というものが全く無い。 物で釣って仕留めるには最良だ。更に、お前は単純馬鹿はれいむを選ぶ事によって、さらに容易く餡子を得られるようにしている。 だが、お前はミスをした。赤ゆは生まれてから日数が経っていない。よって、扱いやすい分味も薄い! この課題は、甘味に頼らない、餡子本来の美味しさを競うものだ! 俺の成ゆとお前の赤ゆ。それが勝敗の差だ!この得点の差なんだ!カカカカカカカカカ!」 盛大なブーイングの嵐の中、男の笑い声がいつまでもこだました。 既存作 妊娠過程 食葬 ふたば系ゆっくりいじめ 7 浅瀬 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 料理は勝負よくわかんだね てかこれジャn・・・いやなんでもない -- 2014-05-12 21 47 20 これ好きだわー -- 2013-10-29 19 19 51 食ってみたい気もする -- 2013-06-29 17 08 56 つ、強い -- 2013-05-26 20 34 45 男料理人のあまりの扱いに同情してしまった、登場しただけブーイングとか汗 -- 2012-12-10 13 09 07 カカカーッwwwww -- 2012-02-26 20 45 55 ジャンのダチョウじゃないかwwおもしろかったよ -- 2010-09-09 13 45 26 うまそう -- 2010-09-02 15 50 48
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「ふたば系ゆっくりいじめ 430 幸せ/コメントログ」 ゲスは死ね! そういうことですね。 -- 2010-07-24 19 06 55 結局、ありす達は自分だけがゆっくりしてた訳か…<写真気付かず お兄さんにはこれから幸せになってほしいのぜ -- 2010-10-10 13 16 37 悲しい話だ -- 2010-10-14 23 31 30 いちばんのゲスはこの人間だな 虐待が好きでやってるならいいのだが まりさごときの復讐の為とかもう知的障害者かと ありすの復讐の為にれいむ・まりさへの制裁は有りだが れいむ・まりさの復讐の為にありすへの制裁は無し -- 2010-11-01 00 51 04 ↓お前がゲスだろ。 -- 2010-11-02 00 10 08 ↓↓こいつには理解力ってものが無いな。お前みたいな馬鹿は○ね。 -- 2010-11-21 10 25 49 ↓3番目がゲスだろyo。少なくとも自分の家族同然に思ってる動物死んだら普通に泣ける自信が有るZE (っつても犬とかだけどyo-。) -- 2010-11-22 03 16 43 ↓↓↓↓差別主義の嗜好押し付け野郎は〇ね -- 2011-01-13 00 52 44 ↓×5 まったくだ。こいつにはまりさを亡くしたお兄さんの気持ちを全然理解してない。まさに氏ねだな。 -- 2011-01-13 01 09 22 ↓×6家族同然ってことはゆっくりでも犬でも家族なんじゃないか? それを殺されて復習しないやつがいるか!家族殺されてもお前はかなしくないのか?あぁ? -- 2011-09-04 11 11 40 制裁の有無をきめるんじゃねえyo このアンチが!知的障害はお前だyo -- 2011-09-04 11 12 58 ↓x8作中お兄さんの趣味とお前の趣味に何の関係も無いよね。 ゆっくりにも劣る発言は控えてくれたまえ。 -- 2012-06-04 18 23 09 みんな!ゆっくりしてよー! あと、おやすみん(-ω-)zzzもみもみしちゃい ジュルリ -- 2012-06-17 01 05 17 感動した少し泣いた、れいぱー死ねこのゲス -- 2013-05-20 20 44 49 硬化テクタイト複合の強化ガラスにヒビ入れるおにいさんつえー -- 2014-05-29 23 49 14 あのまりさの写真にすら気づかないなどゲスにも程があるわクソレイパーども -- 2018-06-30 09 43 41 善良であれば許す。しかしレイパー 貴様らだけは許さん -- 2022-08-05 18 30 41 自分の大事に大事に育てた大切なまりさを殺されて「汚いの」発言はキレて(苦しませよう)と考えるのはしょうがない…うちもそうする(by愛で兼虐待おねえさん) -- 2024-02-03 22 11 20
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さとり 19KB さとり ある所にある森。通称ゆっくりの森。 とてつもなく広いその森には、ゆっくりの集落が数多く点在している。 ゆっくりの天敵がほとんど入ってこないので、ここはゆっくり達の安住地、ゆっくりプレイスとなっている。 その中の集落の一つ、そこには、五匹のゆっくりが生活していた。 朝、集落の集会場となっている、枯れ木の前に、集落の五匹が集まっていた。 そこは小さな原っぱとなっており、五匹がそれぞれ住んでいる五つの巣にぐるりと囲まれた位置にある。 この集落では、毎朝の習慣として、起きたらこの集会場に集合し、おしゃべりしてから狩りをする事になっている。 「みんな!今日もゆっくりしてる?」 最初に声をあげたゆっくりは、通称「長(おさ)」と呼ばれ、みんなから慕われている。 流れ者の他の四匹を集落の一員としてまとめ、餌の管理や集落の様々な計画を進んで引き受けてくれるからだ。 狩りも上手で、身体能力も一番高い。ちょっとした気遣いも出来る。ありすもうらやむ都会派である。 本人はその呼び名は気恥ずかしく思っているみたいだが。 「長!おはよう!まりさはゆっくりしてるよ」 長の挨拶に真っ先に答えたのは、若いまりさ。集落の中では、長の次にこの地にやってきたゆっくりである。 「おさのおぼうしはとっても黒くて大きくてゆっくりしてるよ!おなじまりさとしてはながたかいよ!」 そして、四匹の中では、一番長を慕っているゆっくりでもある。 「まりさ今日もげんきだね!れいむもうれしいよ!」 れいむである。若まりさの実の姉で、若まりさと共にこの集落にやって来た。 「あら?ひとりたりないみたいよ?」 ありすが首を傾げる。彼女が以前住んでいた群は、れいぱー被害が深刻化し、ありすの根絶に踏み切った。 無実の罪で友人に殺されそうになり、逃げ出した所を、長に拾われた。 「むきゅう……みんなはやすぎよ……もっとしゅうごうじかんおそくしましょうよ……」 遅れてぱちゅりーがやって来た。集会の遅刻常習犯で、低血圧である。 「みんなそろったね!今日はびちくのごはんがすくなくなってきてるから、すぐにかりに行くよ!」 そう言い、集会を解散しようとした時、 「まってねー、でんごんなんだよー」 東の方からちぇんが走ってやって来た。 この森には、近くの集落に伝言を伝える時、どこの集落にも属さない、流れのゆっくりちぇんを使う事がある。 通称「ちぇんめーる」。 敵が近くに来た時や、美味しいご飯が沢山ある場所を教えてあげる時などに使われる。 「ちぇん、どうしたの?なにかいそぎのめっせーじでもあるの?」 長が問う。 「三日前に、東のありすのしゅうらくが、『さとり』におそわれたんだよー。わかってねー」 「ゆゆ!もうこのあたりまできたの!?」 ゆっくりさとり。ここ最近、この森で猛威を振るう恐ろしい捕食種である。 彼女達は先週、その東のありすの集落のもう一つ東のぱちゅりーの集落が、さとりに襲われたと聞かされたばかりである。 「むきゅう……たしかさとりって、ゆっくりのこころをよめるんだったよね……」 さとりは捕食方法が少し変わっている。食べる相手に向き合い、その心を言い当て、思考停止してしまった所を一気に襲う。 「なにそれぇぇぇぇぇ!!!ぜんぜんゆっくりできないよ!?」 「みんな!おちついてね。今日はようじんのために、みんなでかたまってかりをするよ!」 騒ぐみんなを抑えるため、長は提案を出した。確かに、みんなでかたまって行動をしていれば、外敵に襲われても少しは安心できる。 「でも、さとりがたくさんいたら、五人でかたまってもあんしんできないわよ……」 「だいじょうぶだよー。いままでのおそわれ方からして、さとりは一人、たんどくはんなんだよー、わかるよー」 不安げなありすの言葉に、ちぇんが注釈を入れる。 「むきゅ。それじゃああんしんね!おさ、今日だけじゃあなくて、これからしばらくはみんないっしょにかりをしましょう」 「そうだね。びちくりょうがちょっとへっちゃうけど、命とはかえられないね」 そう長は言い、ちぇんへのお駄賃の木の実を取りに行くため、一旦自分の巣へ戻った。 「そうだよー、言いわすれてたけど、さとりははーとがついたかちゅーしゃをつけているよー。気をつけてねー。 あと、さとりはどういうりくつかしらないけど、しゅうらくにとけこんでゆっくりをおそっているみたいだよー。 いどうの速さもゆっくりしてないから、もう近くまで来てるかもしれないよー。ちゃんとそなえてねー」 「ちぇん、ありがとう!」 その後、ちぇんは長から木の実を五個貰い、それを帽子の中に入れ、来た道とは逆の方へまた走って行った。 昼、夕、狩り。 いつもは五匹バラバラに散って、各自餌を集めるのだが、このご時勢そうも言っていられない。 今日はみんなで一緒に、わいわいと騒ぎながらの狩りとなった。みんな、遠足気分である。 若まりさは蝶をひと跳ねで捕らえ、みんなから褒められご満悦。 姉れいむとありすは山菜や芋虫を捕まえ、頬袋の中に入れている。 ぱちゅりーと長は、キノコを主に集めていた。 キノコは栄養価が高いが、毒キノコとそうでない物を仕分ける知識が必要である。二匹の経験と勘が冴え渡る。 若まりさは、捕まえた蝶や蛾を食べながら、キノコの仕分けをしている長の左頬を見ていた。そこには大きく縦に伸びる傷。 自分がまだやんちゃだった頃。長の管理に束縛感を感じ、まだ見ぬ新天地へ逃げ出していた。 その日の夜、れみりゃに襲われた。もう死ぬと覚悟した時、突然長が二匹の間に割り込み、彼女を庇ってくれた。 突然の長の出現に驚いたれみりゃは逃亡。しかし、長の左頬には大きな傷が出来、そこから沢山の餡子が飛び出していた。 「何やってるんだぜ!?何でこんなところにいるんだぜ!?」 「ゆ……まりさ……だいじょうぶ?」 こんなに大怪我をしているのに、沢山餡子が流れて死にそうなのに。 それでも長は自分の心配をしてくれた。この瞬間、若まりさは長に一生ついて行こうと決めた。左頬の傷は長と自分の絆の証。 翌朝、いつものおしゃべりの時間。 「ゆっくりおはよう……」 若まりさがいつもより寝坊して、集会場にやって来た。 「まりさ、いつもよりゆっくりしてるね!あしたからもうちょっとはやおきしてね!」 「はやねはやおきはれでぃのたしなみよ?おねぼうさんはとかいはじゃないわ」 姉であるれいむと、親友のありすが嗜める。 「ゆ!まりさゆっくりおはよう!つかれてるの?きのうかりがんばったもんね!」 一方、長は若まりさを叱る事はしなかった。 若まりさは、長のその寛大さにますます尊敬を深めた。さすが長だぜ!と。 その時、彼女はふと違和感を感じた。何となくゆっくりできない空気。不穏な感じ。 どうやらそれが、自分の姉のれいむから流れてきているような感じがした。 何だろう?この感じ…… 「ゆ?おかしいわね。さすがにぱちゅりーおそすぎよ?いなかものね!」 若まりさの考えは、ありすの言葉で掻き消された。 「たしかにそうだね!いくらなんでもおそすぎだね!」 「ゆぅ……しかたがないね。見に行ってくるよ!みんなはちょっとまっててね!」 そう言うと、長はぱちゅりーの巣へ駆け出した。 「おさ!まりさもいっしょに行くよ!」 若まりさも長について行く。 「わかったよ!いっしょに行こうね!」 まただ。この時、若まりさは背後からゆっくりできない空気を敏感に感じ取った。 姉れいむから流れてきている。何なのだろう。彼女は原因を知りたかったが、今はぱちゅりーの方が先だと、その問題を後回しにした。 ぱちゅりーの巣の前。 二匹は山の斜面に出来た穴の前に来ていた。 巣の中からは、生き物の気配が感じられない。そして、甘い香りがする。 「このにおい……まさか」 長が急いで巣穴に飛び込んだ。若まりさもそれに続く。 巣穴に入った途端、甘い匂いがより強烈になる。 「ゆ?ゆ……ゆぅぅぅぅぅぅ!!!」 巣の中の様子を確認し、若まりさは悲鳴を上げた。 「ぱちゅりぃぃぃぃぃ!!!」 そこには、ぱちゅりーの中身を抜かれ、しわしわになった死体が転がっていた。 一箇所食い千切られた所がある。一噛みで開けられ、そこから中身を吸い取られたのだろう。 その目と口は、何か恐ろしい物を見たかのように、大きく見開かれていた。 「ぱちゅりー……」 若まりさの中に、ぱちゅりーとの思い出が溢れてきた。 前の群でドスの補佐をしていたという彼女は、「あなた、そんなことも分からないの?」が口癖だった。 その群に所属する、あまりに無能な有象無象を見て、嫌気がさして飛び出したらしい。 何日も彷徨った挙句、辿り着いたのがここだった。 若まりさにとって、彼女の第一印象は最悪だった。お世辞にも頭が良いとは言えなかった若まりさにとって、 その知識を鼻にかけたような喋り方をする彼女は、邪魔者以外の何者でもなかった。 ことある毎に見下した態度で口から出る「あなた、そんなことも分からないの?」が、嫌で嫌で仕方がなかった。 生理的に受け付けない。もう一生仲良くする事なんて無いだろう。そう思っていた。 しかし、彼女は、若まりさが一つヘマをする度に、何故それが失敗したかを、懇切丁寧に教えてくれた。 いつまで経ってもその見下した口調は治らなかったが。 何日も一緒に居る事で、どうやらその酷い口調は、彼女なりの照れ隠しであるのだろうと分かった。 仕事で忙しかった前の群では決して出来なかった、初めての、本当の友達。そういったものが恥ずかしかったのだろう。 若まりさが一時期、狩りのスランプに陥った時、ぱちゅりーは悪い所一つ一つを、徹底的に矯正してくれた。 蝶を一跳ねで捕まえられるようになったのも、彼女のおかげである。 「ゆっへん!ぱちゅりー、ちょうちょさんを一回ぴょんぴょんしただけでつかまえられたんだぜ!ぱちゅりーのおかげだぜ!」 「むきゅ!ぱちゅりーのずのうとまりさのうごきがあれば、さいきょうのゆっくりになれるわ! にんげんさんもいちころよ!ぱちゅりーたちはさいきょうのたっぐよ!」 そう言い、二匹は大きな野望を語り合った。 「ぱちゅりぃぃぃぃぃ!」 若まりさは大粒の涙を流し、一度叫ぶと、その後はただただ震えていた。 「まりさ、すごいこえ出してたけど、だいじょうぶなの?」 「はしたないこえを出すのはいなかものよ」 若まりさの声を聞き、れいむとありすもやって来た。 「え、あれ……」「ぱちゅりー!?」 そしてすぐに悲鳴を上げた。 「いったいどういうこと?おさ!ゆっくりせつめいしてね!」 れいむが長に問う。 「二人でここに来たら、もうこんな風になっていたよ……たぶん、さとりだよ……」 長はがっくりとうな垂れて呟いた。 昼、狩り。 この日も全員でかたまって、一緒に狩りをしていたが、昨日とは打って変わって誰も喋らず、黙々と作業をしていた。 れいむは、近くに居た若まりさに声をかけようとする。 「ねぇ……まりさ」「まりさ、だいじょうぶ?気をおとさないでね」 だが、長がそれより大きな声で若まりさに声をかけたため、それは遮られてしまった。 「おさ……」若まりさが力なく答える。 「まりさは何もわるくないよ…… 近くにさとりが来てるかもしれないのに、みんなであつまってねようとしなかったわたしがわるいんだよ」 長はそう言い、若まりさを慰めるため、二度三度すりすりした。 ――そうだよ!みんなおさがわるいんだよ! 「ゆ!?おねえちゃん?」若まりさがれいむの方へ振り返った。 しかし、れいむはいつも通りの顔をしており、そんな物騒な事を言っていた感じではない。 それに、あれだけ大きな声だったら、長やありすも気が付かないはずがない。 「まりさ、どうしたの?そんなに怖い顔をして」 長を貶す内容なのに、彼女は一切気にしている様子はない。いくら温厚とはいえ、諭す事くらいはするだろう。 若まりさは、あの言葉は自分にしか聞こえていないと理解した。 (むきゅう……たしかさとりって、ゆっくりのこころをよめるんだったよね……) 確か、昨日ぱちゅりーはこんな事を言っていた気がする。 まさか、今まりさはお姉ちゃんの心の声が聞こえる? 「ゆぅ……おねえちゃん……」 若まりさは呟いた。 自分がさとりの様になってしまったという事と、本当にれいむがこんな事を考えているのだろうかという事、二つの不安。 まさか、お姉ちゃんがそんな、長を悪く思うなんて事ないよね? ――まりさのこまったかおもすてき……すきすき大すき!はぁはぁはぁ……もっと見つめて…… 若まりさの背筋に悪寒が走った。れいむの瞳が僅かに潤み、頬が紅潮している。 お姉ちゃん、気持ち悪いんだぜ……そう思って若まりさは急いで狩りに戻った。 夜、集会場。 集会場の倒れた枯れ木の中の穴に、四匹は身を寄せ合っていた。 長が「一人でいるとあぶないよ。今日はみんなでいっしょにねようね」と言ったからである。 この穴は旅ゆっくりやちぇんめーるのちぇんが泊まる時や、近くの集落のみんなで集まった時等に使用される。 よって、四匹程度なら軽く入る事が出来る程広い。 そこで、若まりさは今日の朝と昼の出来事をもう一度考えていた。 実の姉のれいむの心の声。それはとてもゆっくり出来ないものだった。 「ゆぅ……まりさたち、ほんとうのしまいなのに……」 あの興奮した様子で思っていた「すき」は、どう考えても、妹に対するそれでは無かった。 そして、朝からの長への恨みがましい視線。あれは一体何なのだろう。喧嘩でもしたのだろうか。 一人で考えても分からない。そこで、彼女は当の本人に問いただす事にした。 「おねえちゃん……」 「何?まりさ。ねむれないの?」 若まりさに起こされ、れいむはゆっくりと目を開けた。 「おねえちゃん、ちょっとおはなしがあるよ。二人っきりになりたいから、そとに行かない?」 「まったく、しかたがないいもうとだね!」 口では渋々といった感じだが、まりさの頭には、れいむの筆舌しがたい興奮した心の声が聞こえていた。 「何?二人きりのおはなしって」 最初に口を開いたのはれいむだった。 ――はぁはぁ、ひみつのおはなしって、あいのこくはく?しまいのきんだんのあい?んほぉぉぉぉ 「おねえちゃんは、まりさのことをどうおもってるの?」 単刀直入に聞いた。若まりさとれいむの視線が合う。長い時間が流れる。 「なにをいってるの?とてもたいせつなれいむのいもうとだよ?あたりまえでしょ?」 「そうじゃないよ!おねえちゃんまりさのことへんな目でみてるよね?」 「ゆ!?何でそんなことを……」 「今日ね、なぜかおねえちゃんのこころのこえがきこえたんだよ。はぁはぁしてて、しょうじききもちわるいよ! まりさたち、おなじくきから生まれたしまいだよ?そんなのおかしいよ!」 「うるさいよ!」 れいむが叫んだ。 「まりさのことはれいむがいちばんよくしっているんだよ! あんな、であってからお月さまのかたちが三しゅうしかしてないような長なんかとは、いっしょにいるじかんがちがうんだよ! なのに、まりさはいつも長の方ばっかりみて!れいむのことなんかちっともみてくれない! あのとき言ったよね!?れいむはまりさのこと一生まもるって!だから長なんかじゃなくてれいむにたよってよ! 一回たすけられただけで長の方ばっかりみるなんて、ふこうへいだよ!」 最後の一言に、若まりさは怒りを露にした。 「長のことわるく言わないでね!もうおねえちゃんはおねえちゃんじゃないよ!もうかおも見たくないよ!」 そう言って、若まりさは木の穴へ戻って行った。 「まりさ……まって!」 背中を向けたまりさを、れいむは涙目になりながら追いかけた。 れいむはただただ悔しかった。自分だけのまりさが長に取られた。 若まりさが長に助けられたあの日。それ以来ずっと長を苦々しく思っていた。 幸い、れいむは思った事を行動に出しにくい性格だったので、表面上は仲良くやっていたが。 れいむと若まりさの二匹は、同じ茎から生まれた姉妹である。 前の群は良いドスがリーダーとなり、とても平和だった。 しかし、三ヶ月前、その平和は脆くも崩れ去った。悪いドスが支配する別の群の襲撃にあったのである。 闇討ち同然に攻められた彼女達の群は瞬く間に壊滅し、両親は彼女達の目の前で犯され殺された。 その時、実の姉妹の屍の山の中に、二匹は隠れて息を殺していた。 ただただ泣くばかりの若まりさ。 「まりさ、ないちゃだめだよ!まりさでしょ!?おとーさんとおかーさんは、れいむたちのためにたたかってくれたんだよ! れいむたちはここからにげて、生きていかないといけないんだよ?なくのをやめてね!だいじょうぶだよ! まりさはれいむが一生まもってあげるから!」 れいむはそんな彼女を精一杯慰めた。 そして翌朝、誰も居なくなった隙を狙い、二匹は群から逃げ出し、この地で一匹で住む長に出会った。 そして、若まりさがれみりゃに襲われたあの日。 逃げ出した彼女を、れいむは長と一緒に若まりさを探していた。 暗い森の中を捜索していると、若まりさがれみりゃに襲われている所を発見した。 「まりさ!まりさがいたよ!」 れいむは長に急いで報告した。 「でも、れみりゃがいるよ……」 長は力無く言う。いくら通常のゆっくりより身体能力が高くても、れみりゃは到底倒せるものではない。 二匹は近くにあった岩に隠れて、まりさを助けるかどうか迷っていた。 助けに行かないと、まりさが死ぬ。でも、れみりゃは怖い。 ここから飛び出さないと。でも死にたくない。 れみりゃの執拗な攻撃を何とか紙一重で若まりさが避ける中、二匹はひたすら迷った。 そして、先に行動したのは長だった。 もしあの時、長より早く動けていたら。まりさにとって一番大切なゆっくりは自分になれたのに。 自分の決断の遅さを嘆いた。ひたすら嘆いた。何日も、何週間も。 その逆恨みと、元来の独占欲と、若まりさへの姉妹愛。それらが混ざり合って、今の異常な愛情が芽生えたのである。 必死になって若まりさを追いかけたれいむ。 若まりさが突然立ち止まったので、れいむは彼女の背中に思いっきりぶつかってしまった。 「どうしたの?きゅうにゆっくりしちゃって……」 れいむは不思議そうに呟いた。しかし、巣の中を見て、その声は止まってしまう。 穴の中央で、彼女達に背を向けている長。その横には、中身が空っぽになったありす。 「ありす……そんな……ありすが……」 若まりさがその死体に近づこうとした。 しかし、れいむが彼女の髪を口で引っ張り、後ろの出口へ投げ飛ばすと、自分も急いで穴から飛び出した。 「おねえちゃん!何するの!?いたいでしょ!?」 「そんなこと言っているばあいじゃないよ!わからないの?ばかなの? あなの中にありすのしたい!あそこにいたのは長だけ!だったらやったのは長しかいないでしょぉぉぉ!?」 そんな馬鹿な!?若まりさには信じられなかった。あんなに自分達の事を大切に思ってくれていた長が、そんな事する筈が。 しかし、あの状況は、どう考えてもそれしか考えられない。 それに、もし長が犯人じゃなくても、ありすが死ぬのを放っておいたという事になる。 若まりさは本当は長本人に真実を問いたかったが、姉のれいむが後ろから逃げろ逃げろと追い立てるので、しょうがなく逃げた。 何分走ったであろうか。 夜の森をひたすら駆け抜け、息も絶え絶えになった二匹は、集落が木々に隠れ見えなくなった辺りで、ようやく一休みした。 「ゆふー……ゆふー……」 二匹は肩で息をする。これ以上は一歩たりとも動けない。喋る事もままならない。そういった様子である。 しかし、自分達の目の前にある影を見て、彼女達は悲鳴を上げた。 「何で長がここにいるのぉぉぉ!?」 そこには、息一つ乱さず、長が立っていた。その口の周りには、ありすのカスタードがべっとりと付いていた。 「おさぁぁぁぁぁぁぁ!!!まりさをれいむにかえせぇぇぇぇぇ!ぱちゅりーとありすのかたきぃぃぃぃぃ!」 奇声を発して突進するれいむ。 しかし、長はそれを表情を変えずにひらりとかわし、れいむは顔から地面にダイブした。 ひらりと宙に舞う、長の黒い帽子。 「あ、あぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 若まりさが悲鳴を上げた。体を起こしたれいむもそれに続く。 ハートが付いたカチューシャ。それは、さとりだった。 「何で長がさとりなのぉぉぉぉぉ!?」 「さとりぃぃぃぃぃ!!!ゆっくりしないでじねぇぇぇぇぇ!!!」 れいむが攻撃を繰り返す。しかし、さとりはそれらを楽々避ける。 「上から右目目掛けて突進」「右頬へ噛み付き」「砂を飛ばして牽制後、眉間に突進」 さとりは避けながら、ぶつぶつと、しかし、れいむには聞こえる様に、れいむの攻撃方法を口に出した。 「ゆぐっ……ゆぐっ……」 れいむは攻撃を一度も当てられず、何度も地面や木にぶつかって、ついに泣き出してしまった。 「ゆぐっ……ぜったいに……まりさを、ゆっぐ、まも……」 次の瞬間、れいむの上半分が消失した。さとりが目にも留まらぬ速さで食い千切ったのだ。 「長……ぱちゅりー……ありす……おねえちゃん……」 若まりさは泣いた。ただただ泣いた。 だが、次の瞬間、涙は止まり、覚悟を決めた表情になった。 「ぱちゅりーの、ありすの、おねえちゃんの、そして長の……まりさのまりさのかたき!」 「まりさのまりさ?」 飛び掛ろうとした若まりさに対し、さとりは静かに声を上げた。 「まさか、あなた長をまりさだと思っていたの?」 そう言うと、さとりは近くの木の裏に回り、そこから何かを取り出してきた。 それは、カチューシャを付けた、ありすの死体。集落のありすでは無い。飾りが違う。 そして、そのありすの左頬には、大きな縦の傷が付いていた。 「え……何これ……ありす?でも……このきず……」 「しらなかったの?あなたの長はまりさじゃないよ。まりさのぼうしをかぶったただのありす」 若まりさはガタガタと震えた。そんな……長が……同じまりさじゃない? 同じまりさ種として誇りに思っていた、あの大きな黒い帽子は偽者? そんな、まさか…… 「それに、このありすはあなたがかんがえているような、すてきな長なんかじゃないよ」 死体の股間は、べっとりとカスタードが付いていた。 「このありすは、夜になるといつも、こっそりとすをぬけだして、この木にぺにぺにをこすりつけて、一人すっきりしてたんだよ。 とんでもないへんたいだね。わたしが食べた夜も、ありすはあなたのなまえをさけびながらすっきりしてたよ」 若まりさの背筋に悪寒が走った。 「このありすは、とんでもないれいぱーだよ。いくつものむれを、なかまのありすとくんですっきりでほろぼしていたみたい。 ありすは大人まりさせんもんだったみたいだね。あなたが大人になったすがたをそうぞうして、いつもここですっきりしてたみたいだよ」 やめろ、これ以上言うな。若まりさの震えが強くなった。 これ以上汚すな。まりさの長を汚すな。 だが、容赦の無いさとりの言葉責めが延々と続き、思考が停止し、ついに永遠にゆっくりする事になった。 「でんごんだよー」 朝、森の奥深くで、ちぇんの声が響く。 「ちぇん、ゆっくりおはよう!どうしたの?そんなにゆっくりしないで。いそぎのめっせーじでもあるの?」 集落のリーダーのれいむが問う。 「またさとりだよー。東のまりさのしゅうらくがおそわれたんだよー、わかってねー」 「いくらなんでもはやすぎるよ!さとりはゆっくりしてないね!」 そう言ってれいむは膨らんだ。 一週間前にも、まりさの集落のもう一つ東のありすの集落が襲われたばかりである。 「さとりははーとがついたかちゅーしゃをつけているから、みかけたらちゅういしてねー」 そう言って、ちぇんは来た方向とは逆の方へ走り去っていった。 既存作 妊娠過程 食葬 ふたば系ゆっくりいじめ 7 浅瀬 ふたば系ゆっくりいじめ 8 鉄鍋 ゲームあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 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「ふたば系ゆっくりいじめ 1076 れいむ、ばいばい/コメントログ」 怖すぎるんですけど -- 2010-06-16 23 53 02 喰え。 -- 2010-07-08 06 01 26 倍々 -- 2010-08-20 12 43 31 ゆルゴムの仕業か・・・!? -- 2010-12-19 14 29 21 人を取り殺す妖怪みたい。 玄関先にトゲ付きのマットでも置いといたらどうだろう。 -- 2011-01-21 22 23 29 なんというホラー -- 2011-09-15 18 14 27 ドラエモン「バイバイン~~wwww」 -- 2012-05-09 18 06 06 地味にいやなホラー -- 2013-07-10 15 38 38
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「ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5/コメントログ」 まっちょりーがかわいい -- 2010-06-16 19 18 10 これはいいまっちょりー -- 2010-08-04 18 39 39 突っ込み役入って味わいがましたな。 ゆうかにゃんはいつでもかわいいな -- 2010-08-14 13 49 52 この爺さんは妖怪なのでは・・・? -- 2010-08-18 16 12 55 ゆるさなえのほうが毒が強い・・・だと!? だったらライオンとかも殺せるんじゃね? -- 2011-09-16 17 05 49 無視五郎さん人間の域を越えてますな笑 -- 2016-09-04 16 05 49 あれっ?ハブの毒って結構強いはずだけど? -- 2019-03-30 01 44 12 超越してるな、くそじじい -- 2020-04-20 09 52 38